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大阪から博多経由で東京に帰ったらとんでもない移動になった(#卒業どうでしょうサイコロの旅2)

作者Atsukiは今年3月に大学を卒業しました。
その際に「卒業旅行の行き先を全てサイコロで決める」という企画を行いました。
元ネタにリスペクトを込めて、タイトルは
「#卒業どうでしょうサイコロの旅」です。

その際には、大阪に行ったらお目当ての担々麺屋が臨時休業しており、翌日金沢で地獄の目を掻い潜り大阪に再来。

そこで配信をしていた推しにリアルタイムでおすすめを聞いて念願の来店が出来たのが思い出です。
詳しくはこちらを。


そんな前回の企画では、最後のサイコロで、
「大阪から九州・博多経由で東京」
という目を出したものの、

大学卒業が迫った2人のスケジュールや金銭的都合、新幹線の遅延などで延期になっていました。

それから早4ヶ月、
私は社会人として4ヶ月を過ごし、
相方は新たな進路が決まりました。

そして7月20日に我々の推し「つぼみ大革命」が大阪・箕面温泉でライブを行い、
22日に作者が誕生日を迎えるということで、

休みを取ってこの企画の第二弾を行いました。

今回のnoteは、自ら企画の進行を行った私が、
その裏話をしていきたいと思います。

第1投 箕面温泉
出目…5「普通列車だけで博多」

大阪北部にある箕面市。
そこの山の上にある「箕面温泉スパガーデン」

我々はそこでライブを観ながら、
曲中に推しに花を渡したり、ライブの合間に卓球をしたり、温泉に入ったり、ご飯を食べたり、
ファンの方と1日を満喫しました。

学生時代以来、久々に本気で卓球を楽しむ少年(22)
卓球ポーズ?をしてくれた、この旅のファンの1人である私の推し
明らかに人気コンテンツとなりつつある私の推し

そんなこんなでライブの途中、
ご飯を食べながらサイコロを振りました。

ハードだと「普通列車で東京→はかた号で博多」の予定でした。

この旅をするきっかけを作った相方が出した目は5。

相方は前回も「東京から名古屋まで普通列車」「難波から神戸まで普通列車」「有馬温泉から金沢まで普通列車」と普通列車大好きとしか思えない目を出し続けていて、
今回もその呪いが継続する形となりました。

なんと大阪からは博多までは14時間。
我々は当日最長到達地点である広島県・三原まで向かい、そこから2日かけて博多を目指しました。

箕面温泉出口から大阪の絶景
阪急箕面駅からはバスで箕面萱野駅へ。
千里中央から延伸され、今年開業した新区間です。
新大阪からは毎度お馴染み18きっぷで移動。
毎回予算が少なく済み本当に助かっています。
その分豪華そうな駅弁を買いました!
とっても美味しかった!

↑誰が奇人やねん。

新大阪を経由して、
関東人の我々からすると、快適すぎてもはや特急である「新快速」で一気に姫路へ。
姫路で乗り換えて岡山を目指します。

ちなみに道中では新たに発売されたパワプロ2024で、
「采配(スタメン、一二軍入れ替え)だけで阪神タイガースを優勝させる」企画を行っていました。

大変忙しい相方は、3日間移動中はほぼ寝ていました。

ちなみに佐藤輝明が打率1割4分というとんでもないスランプに陥りましたが、名采配により優勝しました!

電車は岡山に到着。
我々は乗り換えに余裕があり、
食後の甘いスイーツでも買おうとしていました。

そうしたら、ライブを一緒に観ていた同士が
まさかの我々と同じ電車に乗っていて、
差し入れをくださりました!

我々の熱心なファンになってくださりありがとうございます!(んなわけあるかぁ!)

とっても美味しかったです。

岡山から出た電車は、一本で終点、広島県・三原へ。
途中15分ほど遅れていましたが、電車が停まっている間、観ていた某配信で赤スパが連投されていて、凄さを通り越してもはや恐怖を感じました。

そして三原に到着。
宿もとっても安かったのですが、結局翌朝始発で出るので、近くのネットカフェに宿泊しました。

最後寝ようとしてるのに、某配信は未だに続いていたので、凄さを通り越してもはや恐怖を感じました(日常茶飯事)。

そして2日目。
乗り継ぎの都合で三原を朝6時過ぎに出発。
駅にできていたセブンイレブンが開店セールを行なっていて、買い出しが安く済み大変助かりました。

朝の静かな街、
旅行してる中でも幸せな時間です。
今日も西へと向かいます!

まずは広島駅に向かい、
その後は乗換案内に従い、手前の天神川駅で乗り換えて、山口県東部の岩国へと向かいました。

日曜朝の電車はそれほど混雑なく快適でしたが、
乗っても乗っても朝なので、1日の長さを早くも実感し始めました。

マツダスタジアムの写真を撮り忘れました…

そして岩国駅からは、
なんと本州最西端、下関まで直通する普通列車に乗り換えとなりました。

流石にドン引きしました。
3時間半の旅の相棒です。


その運行時間約3時間半。あまりに長すぎる。
車内では桃鉄3年決戦などをしていました。

下関に到着し、混雑していた電車で関門海峡を渡り、
ようやく北九州の大都市、小倉に上陸しました。

何故か4年で4回くらいこの街に来ています。
そして用事があって来たことは1回もないです。
もしかしたら私は奇人なのかもしれません。

小倉からは一本で博多へ。
博多ではラーメンを食べようと話していたので、
駅にあるお店を2人で調べていました。
気分が高まってきます!

駅に到着し、
大きすぎる構内に迷いながらも、駅ビルの入り口を発見!
ラーメン食べに行くぞーーー!うおおお

ついに、到着!



電車にリュック忘れた。

私は今回の旅ではリュック(着替え)と手提げバッグ(貴重品)を持っていたのですが、
博多到着直前、桃鉄に白熱しすぎていて網棚の上に忘れてきてしまいました。

しかも電車は博多が終電ではなく、
そのまま佐賀県の鳥栖に向かう形に。

博多ではサイコロを降らねばならず、
それが遅れると、どんどん書ける選択肢も狭まっていきます。

突然訪れたトラブル。
それに対して私が出した結論はこちら。

めちゃめちゃ焦っています

特急が鳥栖に着くのは、乗ってた電車の数分後。

荷物がそのままで電車が折り返しになったり、あるいは車掌さんが回収してくれればその場で受け取れるはず!

そう思い、緊迫の中、私は1人佐賀県に向かいます。

そして鳥栖駅に到着。
乗ってきた電車の到着ホームは調べてあったので、下車後すぐに向かいます。
車内捜索をした結果。

うおおおお

日本の治安の良さと、交通アクセスの良さに、これほどまでに感謝した日はありません。

無事荷物も回収したところで、1人ラーメンを食べている相方がいる博多へと戻ります。

間違えなく佐賀県滞在最短記録ですね。
見つかった安堵感から呑気に駅弁とか買ってます。
これめっちゃ美味しかったです!


第二投 博多編
出目…5「12時間半フェリーで大阪」

どれ出してもおもろくなってたとは思います。
また自分が乗りたいものを書いて、自分で出してしまった…

博多に戻っての「ようやくの」第二投。
ファンの方にお会いできる選択肢、
どうでしょうではお馴染みのとんでもない選択肢がある中、

作者が出した目は5のフェリー。

作者は船旅が好きで、このフェリーにも興味があり、乗ってみたいなと思っていたのですが、
相方の絶望感は半端なかったです。

駅弁食べて、相方もラーメン食べてたのですが、
どうしてもということで、駅ホームでおかわりです。

博多からもう一度普通列車に小倉へ向かい、
小倉からは無料の送迎バスで新門司港へ。
そこから船で大阪南港へと向かいます。

小倉駅のスーパーで買い出しをしていたら、
第二弾が発売されていたのでつい大量に購入。
送迎バスが無料なのがありがたいですね!
フェリーデカすぎます。


このフェリーは、九州側はターミナル小倉から送迎バスがあり、大阪側も市内に到着するため、
利便性が高く、

車やバイク、荷物を載せる方以外にも、
徒歩乗船の方も多い便です。
九州から大阪への移動で新幹線代や宿代を考えると、
1人9000円で乗れるこの船のコスパは高いと言えます。

寝床はこんな感じ。


船は個室が満室で、カプセルタイプに近いエリアだったので、

結局我々は寝る時以外、窓側のフリースペースにいました。

私が前回乗った船は電波が通じなかったので、
今回もそれが懸念だったのですが、
この席が陸地からの電波を拾いやすく、
結局船内Wi-Fiを使うことなく通信が可能でした!

お酒を飲みながら、たくさんバカ話をしました。
うるさくて隣の方に迷惑だったかなぁ…と思っていたのですが、
最後去る時に「楽しんでね😊」と言ってくださった、めちゃめちゃ良い方でした。

その後、電波のおかけで、
前日のライブの感想をみんなで話したり、
配信を見たり充実した時間を過ごしました。

自分は元々船旅が好きで、大学時代色んな資料を調べて、日本の長距離フェリーについて少し研究をしていました。

そして最近、
Youtubeで、フェリーで日本縦断をしている際に船酔いしている方の動画を見て、

「もしかして私の仕事の知識は、こんなところで働くときにも生かせるのでは?」
なんてことを少し思っていました。

今すぐというわけではないですが、
いつかそんな仕事をする可能性も悪くないな、
と思い、

色んなフェリーでの時間のイメージを膨らませたいなと思い、
今回この手段を選択肢に入れました。


相方にはそんなわがままに付き合ってもらいました。

某番組のイメージでフェリーを「過酷」だと思っていた相方は、
この乗り物に乗った感覚を最初「よくわからない」「理解が追いつかない」と言っていたのですが、
結果的にはとても楽しんでくれました。


自分は幸運なことに、
こんなバカなことに付き合ってくれる相方に出会えて、
そこからのつながりで沢山の人にも出会えました。

そしてそんな方々に、
私は23歳の誕生日を祝っていただきました。

自分は1人旅やライブ参戦が得意な分、
誰かと一緒に行動することをなかなかしなかったので、

偶然が積み重なったつながりで、
こんな時間を過ごせたのが貴重で、
そしてとっても楽しいなと思えました。

改めてありがとうございます!


いや、

(誕生日を海上で迎えるってなんやねん!!!)

まあ、私らしい最高の誕生日です!

配信が終わると、香川県付近まで移動していました。
出港前は「いや通る時寝てるわ!」と話してた瀬戸大橋をリアルで見ました、綺麗だったなぁ。
結局3時間くらいしか寝てないやんけ!
到着直前に朝ごはんです〜

第三投 大阪編
出目…1「新幹線で東京」

旅は最終日に。
夜仕事がある相方と、誕生日推し活がある私は、
東京に戻らなければなりません。

毎回「ダメ人間」と罵られてきた相方。
今回は、一番「一般的な」方法で東京に戻る目を出してくれました!

これで東京に帰宅。平和に企画終了です。


普段なら。

私は朝起きて、この目が出て絶望していました。

大変なことになりました。


乗ろうとしていた東海道新幹線が、
なんと始発から運転見合わせ。

10時頃に新たに情報がでるとのことだったので、
我々はひとまず、もはや第二の故郷と言っても良いくらいに頻繁に訪問している難波に来ました。

朝9時から営業してるのは、
控えめに言って神です。
神座最高!


ラーメンを食べながら10時になったのですが、
どうやら夕方まで新幹線は復旧しなさそうな模様。

どうしようかと悩んでいたところ、
私はあることに気づきました。

「誰が東海道新幹線で」なんて言ったんだ?

ていうか北海道経由ってなんやねん

我々はインターネットでも推奨されていた、
迂回路のチケットを持ち、
最後の旅への「スタートライン」に立ちました。


大阪から2時間、福井県は敦賀に到着。
券売機大混雑の中、なんとか予約していたチケットを押さえ、

どさくさに紛れて「47都道府県スターバックス巡り」の未到達県、福井県のスタンプも獲得します。

敦賀からの新幹線は、
振替乗車のお客さんで東京まで大混雑。

多分、皆さんはこんなバカな旅ではなく、
誰かのため、何かのため、なんらかの目的があって移動しているはずです。

結果的に、この目が出ていなかった場合、
飛行機や高速バスは朝の時点で満席。
普通列車は静岡県内で大混雑で、
実質目に従うことは不可能だったらしいです。

そんな中で移動した皆様、
全力で復旧や対応に勤しむJRの方には、
「お疲れ様」というしかないです。

そんな車内で、私はこのnoteを執筆しました。

この時点で大宮駅を過ぎました。
少しずつ見慣れた景色になって来ました。

そして夕方18時30分。
2日かけて、東京駅に到着しました!

東海道新幹線、早く復旧を願っています!

私が大学に入学した時は、
コロナの感染拡大により、外出自粛を余儀なくされていました。

当時はそれなりに楽しんでいたものの、
結果的に、大学生らしい時間の使い方をするまでには、少し時間がかかりました。

その中で出会ったのが、
いわゆる「交通系Youtuber」という方です。

私は元々人並みには乗り物に詳しかったとはいえ、そこまで好きなわけではなかったのですが、

動画を見る中で、日本には色んな移動手段、
それを用いた楽しみ方があることを知りました。

そして移動が自粛されている期間に、
自分も楽しんでいる気分にさせてけれました。

そんな方々の動画を見ていて思うのは、
自分たちが「楽しい」と思って作っている動画こそが、面白いなということです。

それはお金や再生回数ではなく、
動画投稿者が「自分がやってみたい」と思い、行動して、作った動画なのだと思います。

今後とも私(奇人)は、「自分がやってみたい」バカな企画を色々とやっていこうと思います。

「またなんかやってるよ…」と思ってもらって全然構わないですが、
暖かく見守ってくだされば幸いです!

(とりあえず18きっぷが、結構余ってるなぁ。どこに行こうかなぁ。)

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