言葉をつむぐ練習_03
(※今回、個人的な記録を書きおこした記事のため、有料記事としています。)
台湾生活では、友人のバイクの後ろに乗せてもらうことが多々あった。最初の頃は慣れていないのもあって後ろに乗ると感じる揺れ、隙を見せてしまえば振り払われておちてしまうのではという小さな恐怖があった。
そんな怖い想像も何度も乗っている内に、薄れていった。乗せてもらいながら、なぜそうなる?と思ったのは、地域によって交通ルールの遵守する態度が変わることだ。友人からも聞いたことがあった。あの地域は信号が赤でも‥‥(しかしながら、交通ルールはどこに行っても遵守するべきだと私は思います)
未だに思い出しても、ふはっと笑ってしまう懐かしい記憶がある。それは、好意を寄せてくれた彼が運転するバイクの後ろに乗った日々。思い出すと、ふわっと温かくなれる。包み込んでくれる温かさだ。
あの日はじめてふたりで一緒に食事にいった日、帰り道で突然の告白。宿泊施設近くの駐車場で、雰囲気も何もない。その真っ直ぐな言葉を聞いた瞬間、私は笑ってしまって、近くにあった屋台の豆花を食べることになった。そして、また話し始める。どちらから誘ったかは覚えていない。まぁ重要ではない。よくよく思い出してみると、その後に彼とは一緒に何度か豆花を食べた。
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