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【心理学的支援法】クライエント中心療法

創始者

ロジャース
・シカゴ郊外にて誕生
・両親は高学歴で優秀
・教育にも熱心でロジャースは抑圧的に感じられることもあった

特徴(他の理論との違い)

・自主性、自律性を重んじる
・個人の実現傾向を重んじ、支援者に対して指示的な態度ではなく、支援的な態度を取る
・クライエントとカウンセラーは対等な関係性
・面接におけるクライエントの重要な態度
 1. 純粋性:自己一致の状態であること、具体的に言うとクライエントと面談した際にイライラした、困惑したという感情をありありと受け入れること。それをそのままクライエントに伝えること、表情や態度に出すことは純粋性ではない。カウンセラーに余裕がありが見栄を張らず、理論武装や嘘を付かず、幅広い解釈ができる状態であると、共感的理解や無条件の肯定的配慮にも結びつきやすい。
 2. 共感的理解:クライエントのありのままの状態を理解しようとすること、的確な理解に繋げようとすること。クライエントの人としてのあり方や感情、思考、態度すべてに耳を傾けること。
 3. 無条件の肯定的配慮:肯定的・非肯定的関係なく場面全てを受け入れること、例えばクライエントが否定的であったり、あまりにも聞き続けられないような話が続いた場合でも、話を遮ることなく否定的な言葉を掛けることなく傾聴できるかどうか。
  選択的評価「あなたの〇〇は良くて、あなたの〇〇は良くない」は真逆の考え方である。

パーソナリティ理論

人には(1)自己概念(自己構造)と(2)経験があり、それが交わる部分が多ければ多いほど自己一致している状態。
(1)自己概念(自己構造)
自分は賢い、可愛いなど
(2)経験
学年で一番の成績を取った、クラスの中で一番モテた

自己一致している領域が大きければ大きいほど、安定しており、領域が小さければ小さいほど、不安定な精神状態となる


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