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紅蓮華と曼殊沙華

映画も話題の「鬼滅の刃」主題歌、LiSAさんの歌う「紅蓮華(ぐれんげ)」。

 私はこの題名を聞いたときに、「紅蓮の花のイメージ=彼岸花」だと感じました。理由はあります。
 それは、エンディングの曲で彼岸花の群生のイラストが出てくるから。そして、彼岸花は大体赤い。(白いのもあります)

 鬼と戦い続ける炭治郎くんたち、鬼にも鬼になってしまった事情があること、それでも人を喰らう行為は許せないこと、いろいろなことを考えます。
 彼岸花は、曼殊沙華という別名があり、音大生時代に北原白秋の詩、山田耕筰の曲で「曼殊沙華」を聴いた時の衝撃が忘れられません。私はピアノ専攻で伴奏をした経験はありませんが、「この曲は一体どういう曲なんだ」と体中に戦慄が走ったことを今も覚えています。

 ところで紅蓮華ですが、実際は赤い蓮のことだそうです。仏教用語による紅蓮は紅蓮地獄のこと。炭治郎くんたちの鬼との闘い、ますます壮絶になってくるので、LiSAさんがその辺りも踏まえて歌詞を書いておられるならすごいなと思います。

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