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2024/06/01 21世紀の森→佐々並→萩→むつみ→徳佐→徳地→防府

サドルをセラアナトミカに替えてからフルパニア状態で走っていないので、久々にフルパニアで走ろうと装備を換装。
その状態で年単位で登ってないのでBRM608本番前に登っておこうと21世紀の森に向かってしまったが為に、地獄の苦しみを味わう羽目に。

標高差465mで獲得標高581mなので、120m近く下りが含まれる平均勾配詐欺である

21世紀の森ヒルクライムは二段階に分かれており一の坂ダムまでは勾配もまだ易しめで6〜8%程度のイメージだが、この先の地獄を思い浮かべると既に割とうんざりしてしまう。

緩くは無いがキツくも無く、先を考えると余裕で登れてなければいけない

一の坂ダムを越え少し下って更に緩斜面を挟んでからの二段目は延々と8〜10%程度の勾配が続き、ほんの少しだけ5〜6%に緩む区間を挟む物の終盤疲れ切ったところに斜度11%の標識が現れる直登区間でトドメを刺しに来る鬼畜振り。そこを越えるとようやく斜度が緩み最後はウイニングランで締められるのだが、パニアバッグの中にはあまり荷物を入れていたわけでは無く計測もしていないため推測だが車重は軽く見積もっても25kgを超えていたのでとんでもなくキツかった。

獲得標高=標高差なので一切の手加減を知らない純然たる坂である
茂みの奥は曰く付きの心霊スポット

21世紀の森を抜けた先は普段であれば国道262号線まで下るのだが、長らく災害復旧工事のために通行止めになっていた小吹峠への分岐が通行できるようになっていたため、気まぐれにそちらへ入る。
このルートは数年前に一度通ったことがあるだけだが、その当時は21世紀の森で途中で力付き最後の直登区間を押し歩きした後に通ったのにさほど記憶に無いということは大したこと無いちょっとした登り返しだろうと油断したのが運の尽き、斜度的には21世紀の森と何ら変わりないレベルのキツい坂で疲弊しきった脚にはかなり厳しい坂だった。

お代わり頼んだら山盛りご飯が出てきたような坂だった

道の駅あさひで小休憩を挟んでから釿ノ切峠を越えて萩市へ。
釿ノ切峠もまぁまぁちゃんとしたヒルクライムなのだが、流石に21世紀の森+αを越えてきた後とあっては淡々と登るだけで越えられるので楽な気さえしてくる。

普段であれば手強い坂も、脳がバグった状態なので鼻歌交じりで越えていける

萩市街地に入ってからはノールック車道横断自転車おばちゃんが交通事故を起こしかける場面に遭遇するなどありつつ、いつも通り住吉丸でパンを購入。普段であれば欲望のままにトングをカチカチ鳴らしつつ10個くらい買ってしまうのだが、減量中なので4つで我慢する。

ハーブウインナー、牛蒡マヨ、クリーム、カフェオレなんとかの4点購入

パン屋の横のコンビニで買い物中に通りすがりの人に声をかけられる。

通行人「良い自転車ですね」
自分「ありがとうございます。」
通行人「遠くから来られたんですか?」
自分「いえいえ、近くからです。山口市から来ました。」
通行人「山口市って遠いじゃないですか…。」

自分の感覚だと山口市から萩市まではルートにも寄るが50kmも無い程度なので近場と認識しているのだが、普通の感覚だと自転車で来るには十分遠いらしく、自分の感覚が幾分ズレている事を再認識させられた。

萩市からは北上するか東進するか悩んだ末に東進を選択。
むつみ経由で道の駅Katamataに至るまでの多少下りも織り交ぜつつひたすらだらだらと登り基調のルートなので、気温が高い時期だとかなり辛いのだがまだまだ蒸し暑さを感じるほどでは無いので今の時期なら不快さを覚えるほどでは無かった。

お尻へのダメージを計るにはちょうど良いルート

道の駅Katamata近辺でコーヒーを淹れつつパンを食べながら大休憩。
ここまで萩市街地近郊を除きひたすらアップダウンを繰り返してきたので大分脚に疲れが溜まってきていると言いたいところではあるが、別にそんなことも無く普段と変わった感じは特になかった。

こんだけ積んでりゃそら重いわな

休憩明けに走り出したところでサイコンを確認すると、ここまでの移動速度がグロスで13.5km/hをブルベの認定ペースの15km/hから大分遅れていたため、この先は峠が1つ有る以外は下り基調と平坦なのでどこまで巻き返せるのかを確かめながら走ることにする。

道の駅Katamataから徳佐までの区間は丘を一つ越えたら後はひたすらだらだらと下り基調なのでグロス速度がドンドン盛り返していき、徳佐に至る頃にはグロスで1km/h分くらいは巻き返していた。

セグメント名は徳佐ローソンだが、辿り着いたところにあるのはセブンイレブンである

徳佐から野道峠を通って大原湖経由で徳地方面へ。
ここの坂は斜度がキツすぎず安定していて見通しも良く交通量の割に車線も広めなのでエベレスティングに使えそうだなと前々から思っているのだが、今月はStravaで1アクティビティで獲得標高8848mに到達すればLeColのジャージが貰えるらしいので月後半の天気が良さそうなら挑戦を視野に入れたいところである。

1時間に3本走れば概ね24時間でエベレスティング達成出来る計算になる

大原湖畔の休憩ポイントで残っていたパンを食べつつ写真撮影。
ここで写真が撮りたいが為だけにフルパニアで走ってきたわけだが、そんな理由だけで走るにはキツすぎるコースだったのでもうちょっと近場で良さげな撮影スポットを探したくなった。

D-309は森が似合う
どう見ても旅人の様相だが日帰りライドである

大原湖を過ぎてからは30km程下り基調で佐波川沿いを下り、河口から先も平坦な道で帰宅するだけだったので、最終的にはグロス速度で16km/h程度まで回復していた。
とは言え後半が延々下り基調でこれなのだから、山岳ブルベだと過積載では全然制限時間間に合いそうも無いので、目指すとしたらSR600かなぁなどと思う。

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