見出し画像

なぜ役者をやめたのか。その④

こんにちは。
さきみゃです。

「なぜ役者をやめたのか その③」のつづきです。

私は元々芸能界で女優を10年ほどやっていました。

初対面の方に、以前まではこのことを言っていました。するとみんな口を揃えて「へー、どんなテレビ、CM出てたの?」と興味津々に私に聞きます。

芸能界ってそんなに憧れの職業なんですね。

みんなすぐなれるのに。
と私は思っていました。

そこで、芸能界を今から目指す方のために
私から言えることをご紹介します。

①芸能人が好きだから女優になってるわけじゃない人もいる
②芸能界に入るのは簡単
③芸能事務所は選んだ方がいい

この3つです。
では順に紹介していきます。



①芸能人が好きだから女優になってるわけじゃない人もいる

ということで、続きをお話ししていこうと思います。

本編

Aちゃんが声をかけてくれました。
「大丈夫?」と。

私は、
泣いてしまいました。

Aちゃんは静かに
「これから、ここに集まろ?
ここで話そうよ」
と言ってくれました。

誰も味方がいないと思っていたけれど
いたのです。

Aちゃんも、辛いはずなのに
私を助けてくれたのです。

私は、
うんうん
と、
顔をぐちゃぐちゃにしながら
頷きました。


Aちゃん、ありがとう。



、、、


それから、休み時間には
階段を登って
Aちゃんと
こっそりお話ししていました☺︎

とても楽しい時間でした。

それが、
小学校へ行く理由でもありました。

キーンコーン
カーンコーン

いつもあっという間です。

楽しい時間って
なぜ短く感じるのでしょうか。


私は、
この時間になると
お腹が痛くなります。

地獄のような教室へ帰らなければいけない。

急に重くなった足を
何とか動かして
教室へ戻ります。

戻ろうとすると
Aちゃんは言いました。
「このあとの休み時間に
見せたいものがあるんだ」

見せたいもの?
なんだろう。

でももう帰らなくちゃ。

走って教室に帰りました。
(今思えば、真面目だなと思います笑)

教室へ戻ると
予想通り。
私の悪口が大声でさけばれます。

私の机には
消しカスがたくさん載っていました。

授業中に、
後ろから何か投げられました。
消しゴムです。

拾って、後ろの人に渡すと
「うわっ、汚っ!」
と、後ろの席でグループが
先生にばれないように
静かにざわつきます。

投げてきたん、あんたらやん。

と思いつつ、
悲しくなりました。

私悪いことしてないのに
なぜそんなに嫌うの?

そう思いました。

次の休み時間が
遠く遠く
感じました。


休み時間に
Aちゃんが見せたかったものは
なんなのか。
これがきっかけで、私は人生が変わるのです。

今日はこの辺で。
またいつか!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?