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お試しワーケーション in 長崎 -そのさん- 6歳の挑戦編

長崎で試みる、家族deお試しワーケーション!!
(とっくに夏休み終わって年も越して息子も卒園してしまったけど…記録しておきたい!!)

前回(⇩)、ワーケーション先での保育園探しのお話をまとめさせていただきましたが、今回は実際に通った6歳の息子(アニ)の体験談を親目線で記録しようと思います◎

我が家の6歳児ご紹介

3つ離れた妹を持つアニ。慎重で優しい性格。感覚がやや過敏。慎重な割には勝負ごと(人生ゲーム、マリオゲーム、大富豪、UNO、四目並べなどなど)が大好き。家では甘えん坊で寂しがりや。1歳8ヶ月の頃から保育園に通い始め、翌年に現在通っている保育園に転園。保育園は2園経験していて、合計通園歴4年。

ご本人への事前相談と心の準備

このワーケーションの件、母である私が思いつきで家族を巻き込んだ感は強めですが、できるだけこどもたちにも楽しんでほしいと思っていたので、心の準備ができるよう、事前にどう思うか本人たちにも相談をしていました。

初めて伝えたとき、あまりピンと来ていないからか、「ふうん」という感じだったアニさん。

ただ何回か話題に出す中で、「ちょっと緊張しちゃうな」ということを漏らしだす。でも、すごく強い不安や恐怖を感じている様子ではなかったので、きっと良いチャレンジになるのではと母は勝手に期待して、準備を進める。

緊張しちゃう気持ちは、とても自然な気持ちなので、それを大切に受け入れつつ、でも、少しでもその緊張を和らげられるものがあればなあ、という思いも。自分で自分の心理的安全が作れるようになるための大きな財産的経験にするために、サポートしてくれるであろう【好きなものアルバム】を一緒に創ることにしました。

好きなものアルバムは、その名の通り、好きなものを詰め込んだアルバム。好きな人、もの、場所、などの写真や絵をたくさん入れて、ちょっと不安になったときに見返せるように。アルバムを見ながら、自分の中に保存している安心できる感情や楽しい思い出を引き出すことで、少し落ち着きやすくなることを願って。

アニはあまりこの創作活動に乗り気ではなかったので、まずは母の方で色々探してピックアップ。

  • 家族の写真

  • 大好きなお友だちとの写真

  • 大好きなお友だちや先生やママからのお手紙

  • 数字が得意なので、自分で書いた計算式の紙

  • 計画するのが好きなので、旅程を含む8月のカレンダー

  • 赤ちゃんの頃の可愛い写真

  • 最近のかっこいい写真

なかなか良い感じに👍
完成したものを見せると、嬉しかったようで、翌日お迎えに行ったときに自分がLaQで作ったお寿司の写真をアルバムに入れたいとの申し出が✨

このアルバムがそのまま、新しい園での先生やお友だちに向けての自己紹介としても活用できるので、本人からの要望もちゃんと含まれて良かった◎

自分が安心する、わくわくする、ニコニコしちゃう、と感じられるよう自由に創れば良いものではありますが、以前、instagramでも紹介した【心理的安全ノート】にも近いのでそちらの投稿をシェアしておきます✨


出発当日の様子

新しい保育園への緊張も少しずつ募る中、アニにとってはそれよりも不安なことが…。そう、それは飛行機

乗り物は大好きなのですが、飛行機は気圧の変化からか苦しく感じるようで(本人は「暑い」と表現するのですが、体は全然熱を帯びていないので、気圧かなあ…と…)、何回も乗るうちに苦手意識も強くなっていました。

そのため出発当日の朝は、「飛行機やだ(涙)」と言い、なかなか前向きな気持ちになれず。早めに空港に着いて、楽しく過ごすうちに和らぐかな〜と期待していましたが、早々にやることがなくなってしまい逆効果(汗)。

でも今回は(原因がいまいちわかっていなかったので、直接効果があるかはわかりませんでしたが)、酔い止めを入手して、これがきっと助けてくれるよと暗示も込めて説得。乗ったら好きな映画なども自由に観れるから!ということも励みになんとか搭乗。

しかし!
搭乗後発覚した、機体が古くて個別の画面がない問題(母げっそり)!!

期待していたこどもたちからも大ブーイング。JALさんのクラスJ席で、たぶん元々はビジネスクラスのすご〜くゆったりしたふかふかシートだったんですが、画面なくてありがたみが半減(泣笑)

Wi-Fi環境下じゃなかったため、スマホで急遽映画をダウンロードするなどもできず、その他たいして遊ぶものもなかったので、はて、困ったぞ。

でもでも母がiPadを持ちこんでいたことを思い出し、過去にいくつかDisneyの映画をダウンロードしていたので、それが観れた!! 助かった!!
一つしかないので、兄妹で相談してもらい、なんとか『Finding Dory』が旅のお供に決定✨ ふ〜!!

映画に集中してもらったのと、酔い止めの効果も少しはあったのか、前回乗ったときほど「暑い暑い」とはならず、無事に長崎空港に到着。

この日は土曜日で、既に遅い時間だったので、タクシーで空港近くの宿に移動し、コンビニでうどんやお蕎麦をゲットしてのディナー後、就寝。

さあ、いよいよ冒険が始まりました!!

登園前日(休暇を満喫)

長崎で過ごす初日は日曜日。準備にバタバタしすぎて、滞在中のプランを全然考えていなかったのですが、思いつきでペンギン水族館へ。

水族館のプライベートビーチにペンギンたちが放たれる様子をテレビで見たことがあったので、個人的に以前から気になっていた場所。また、何気なく調べたら、ペンギンたちがちょうど換羽期に入る時期だったため、この日を逃したら滞在中いけるタイミングがなかったので、急遽!!

朝イチで向かいましたが、先着5組の餌やりチケットはGETならず、でも先着10組のバックヤードツアーはGETできて、これがまたとってもよかったです。

大きな水槽の上からお魚たちに餌をあげたり、ペンギンたちの展示エリアに入れてもらえたり、水槽に入る前のお魚やウミガメさんたちが間近で見れたり、贅沢なツアーでした✨よちよち歩いてプライベートビーチで泳ぐペンギンさんたちも見れたし、とっても可愛く、癒しの空間でしたので、おすすめです。

午前9時〜午後1時半くらいまでゆったり楽しみました。
アニも「ペンギン可愛かったね。ツアー、ラッキーだったね!」と大満足な様子でした。

その後、スーツケースをゴロゴロしながら(水族館ではロッカーがあったのと、大きい荷物は預かってもらえました🙏)、バスで今回メインでお世話になる宿へ移動。ちょうどチェックイン時刻くらいに着き、お部屋で休憩したり、大浴場へ行ったり、ちょっと休憩。

そしてまたまたラッキーなことに、その夜近くでお祭りがあることを知り、夕食を食べた後におでかけ。行く途中、秋に開催される『おくんち』に向けて『演し物(だしもの)』の練習をしているところに遭遇。実際に商店街の中を通り抜け、迫力満点でカッコイイ!! こどもたちも釘付けでした。

お祭りも、観光名所である『めがね橋』沿いで開催されており、夜ならではのライトに照らされた感じがとても幻想的でした。

そんなこんなで、ノープランでありながら、初日から長崎を堪能させていただきました!!

初登園(行きたくない泣→余裕だった)

アニにとって、飛行機という第一関門を乗り越えたものの、やっぱり新しい保育園も緊張度が増したようで、当日の朝は「行きたくない」と泣き出してしまいました。

なんとかハグしてなだめながら、一緒に路面電車に乗って出発。

憧れ(?)の路面電車登園

電車の旅は少し楽しかったようで車内は落ち着いていました。保育園の最寄り駅に着き、そこから歩いていきます。

さすが坂の街、長崎。家と家の間に狭い階段があり、それをのぼっていきます。すると上から、ごみを集めた大きなカゴを引きずりながら降りてくる人が!収集車が通れないので、坂沿いの家たちのごみは、人力で集めるようです。

暮らしの違いを発見💡

「すごいね〜!でもお兄さん重そうで大変そうだったね〜!」なんて母はややテンション高めに会話しながら、楽しい気持ちをつくっていく…。

そして目的地に到着!

入り口がわからず、入ってからも勝手がわからず、親の方がワタワタしながらも先生方にご挨拶し、そのままこどもたちはお部屋にご案内されました。アニさんは緊張して声がちっちゃくなってたので、好きなものノートを取り出して先生に見せながら会話のアシスト。あまり長居すると逆効果だと思ったので、先生方にお任せをして退散。泣いたりすることなく、無事に預かってもらえて、一安心。

お迎え

本当はまるまる1日預かってもらえたらと思っていたのですが、初回ということもあり先生方と相談しその日はお昼にはお迎えに行くことに。

慣れ親しんだ環境ではない、新しい場所、新しい先生やお友だち、いつもの話し言葉とはちょっぴり違う長崎弁、色んな違いを感じて不安に感じているだろうか。それとも少しは楽しめているだろうか。

内心ソワソワしながら、新しい場所での挑戦を祝って、こどもたちの好きなものを食べようと考えながら保育園に着くと、そこにはみんなと給食を食べている息子の姿が。

「ママ〜給食おいしかった〜」

と笑顔で報告してくれたアニさん。いつも通っている保育園でも給食が大好きでいつも楽しみにしているので、みんなと一緒に食べたいと思ったみたいです。

3時間程度の初日でしたが、感想を聞いてみると「余裕だった」とのこと!

登園前は、どんな体験になるかわからない未知への不安はすごく感じていたようでしたが、実際に体験してみると不安に感じる要素はなかったようです。

自分からたくさんお話をするタイプの息子ではないので、詳しくはあまり聞き出せませんでしたが、お友だちと紙飛行機を折ってとばしたり、水遊びも楽しんだとのことでした。

1日目を終え、「新しい園も安全な場所」と認識したアニさんは、2日目3日目も泣いたりすることなく、マイペースに楽しい時間を過ごすことができた様子でした。

この体験がどんな形で彼の記憶に刻まれているかはわかりませんが、彼の自信や挑戦する気持ちに繋がるといいなあ。また大きくなったら話し合ってみたい体験となりました。

こどもたちを快く迎えてくださった園のみなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました😊


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