見出し画像

2023年振り返りと2024年について

昨年はありがとうございました。店ではなく個人として一年を振り返る日記を書きました。
✴︎

2023年は、大変な年だったなぁ、と思う。

仕事もプライベートも、休まることなく慌ただしかった。休む必要がないくらい、とても充実していて楽しかった。omamoriの実店舗オープンを大きなきっかけに、得たものや新しい出会いが沢山あって、ずっと夢のなかにいるみたいな幸せがあった。忘れたくない思い出を挙げたらきりがない。

でも一方で葛藤も多く、自分のせいで失ったものもあった。そんなときはひどく落ち込んだ。だから気持ちの変動が激しくて、なんだか大変な年だったなぁと、振り返る。

独立・開業も、新潟生活も、二年目に突入した。

店を始めること、守ること、育てること。新しい土地で暮らすこと、暮らし続けること。そのすべての難しさの髄の部分に、ようやく触れられたような日々で、やはり苦しみは多かった。沢山のことを間違えて、そのいくつかは取り戻すことができず、ただ後悔が残っている。

誰かのお守りを提供したいと思っているのに、自分のお守りを掻き集める余裕が無いときは情けなくなった。閉店後の店でぐずぐずと泣きながら、大丈夫になりますようにと祈った夜の数々。

この一年間を近くや遠くで見守り支えてくれた人たちには本当に、本当に感謝している。この人のこの言葉がなければ、もう駄目になっていた、という瞬間が何度もあったから。


そしてそんな日々と地続きの2024年が始まった。毎日は変わらず慌ただしい。ピカピカの目標を掲げたところで、急になにかが変わるわけじゃない。

それでも、時を重ねることで手に入れられる価値観がある。それとともに、新しい自分へアップデートしていきたいと、願う気持ちは止められない。

来年の今頃は、omamori の進退を決めるひとつのタイミングを迎えていると思う。どうか、どの瞬間の自分も後悔することのないように、葛藤しながらも誠実に精進していきたい。誠実に。引き続き、事業性と公共性のバランスを探りながら。日々のありがとうの挨拶に、心からの感謝を込めて。
誰のための店なのかを忘れないで。

今年もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?