してしまう自分がいる、件
人が使っている場面に遭遇すると、ちょっとひっかかるが怒るほどではなく、でも、自分では絶対使わないぞ!と決めている表現に、
「○○してしまう自分がいる」がある。
すばらしい景色を見て、「癒されてる自分がいて…」とか、
「癒されます」じゃダメなのかな。
「癒されている自分」と、
「癒されている自分がいると認識してる自分」が別人格で、
100%癒されてる感がないように思える。
なので、「すばらしい景色」がそこまでいいもののように思えない。
(ちなみに、「癒される」もあまり使いたくない言葉なんだけど、
それは、また別の話。)
いいものを表現する時には、あまり適さない表現だと思う。
一方で、フィットする時もあるのはわかっている。
「奥さんがいると知りながら、つい惹かれてしまう自分がいる」とか、
ダメな物事を、わかっているのにしてしまう場合。
「つい惹かれる自分」と、「惹かれちゃダメよと止める自分」がいて、
各々がせめぎ合っている感じ。
本来の使い方は、こういう場面だよね?
とは言え、言葉は時代とともに変わっていくものだし、
昔は抵抗があった、「ヤバいうまい」とかも馴染んできたし、
すてきなものにときめいてしまう自分を見つけてしまう時代がくることも、
ありえないとは言い切れないのかもしれないね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!サポートいただきましたら、別の方をサポートします。