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【安部元首相の事件を子どもにどう伝えるか】

安部元首相がお亡くなりになりました。
心よりお悔やみ申し上げます。

このような衝撃的なニュースから、子ども達の受けるショックや衝撃は計り知れないものです。
この様なニュースから、子どもの心を守るために必要なポイントを3つお伝えします。

① ニュースから離す。
あまりに衝撃的なニュースは、視聴率が稼げます。
それだけに、ニュースではよりショッキングな報道の仕方をマスコミは取りがちです。
今回のニュースでも、銃の発砲音がニュースで流されています。
理解できない年齢の子ども達からすると、ただの恐怖でしかありません。
だから、テレビやスマホで、これらのニュースから離す事が最善!

② ニュースを見て不安になった子に寄り添う。
ニュースを見て、すごく不安になる子もいます。
そういった子に対して、
「遠い所でのことだから大丈夫だよ!」
「元首相だから、こうなったんだよ。あなたは違うから大丈夫!」
などと、大丈夫!と励まして早期に解決しようとするよりも、
その不安な感情に寄り添ってあげて下さい。
「不安なの?何が不安なんだろう?ニュースを見てどう感じたの?」
「うんうん。そうか、そういう事が不安に感じたんだねぇ。不安になっちゃうね…」
と、抱っこできる年齢の子なら抱きしめて。
抱っこの年齢とは違う、もっと大きな子なら、手を握り締める、肩をさするなど、その子が受け入れられるスキンシップをして安心させてあげて下さい。

③ 事件から学習させようとしない!
「ほら!必要以上目立つと、こうやって人から反感買うんだからね!」
「誰かを嫌い嫌い言ってると、こうやって人の事を傷つける行動取る事があるでしょう?だから、誰かを嫌いだとか思っちゃダメなのよ!あなたも嫌われたくないでしょう?人の事は好きでいなきゃ!」
などと、大人の都合良い解釈で、事件を利用して子どもを誘導しようとしてはなりません。

“目立つと反感を買う”というのは、親としての心配であって、その子の人生の本当に起こる事なのかは、分かりません。
“人を嫌っちゃいけない”は、本当に苦しいものです。人を嫌う事があっても良いのです。嫌うほどの感情があっても、それを行動に結び付けなければ、嫌う感情を持つ自分も守れて、嫌う相手も守れるのです。
なのに、相手を嫌ってはいけない!と言う事で、我が子の感情を守れていないとなると、子どもは自分を守れずに周囲の人を優先して守らないとならなくなって、生きる事が苦しく感じる事があります。

いかがでしたでしょうか。
このような痛ましい事件で、家庭内で子どもが傷つく事のないように。
そして、このニュースを見て傷つく自分もいるのならば、テレビを切るというよりも、電源から抜いてしまって、怖さを強化する事柄から離れて下さい。

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