『恋です!』 解説放送では、何を説明している?(第9話)
ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第9話。今回も、全盲・弱視の方向けに視覚情報を音声で補う解説放送の文字起こしをしてみます。
マイノリティの意見は届きづらい
第9話は、視覚障害者にとって、駅のホームドアがいかに重要かがトピックのひとつでした。そして、ホームドアは視覚障害者だけのためのものではないという話も紹介されました。たしかに、だれにとっても安全性が高まるのは事実。ですが、視覚障害者にとっては、より日常的に命に関わる深刻な問題です。にも関わらず、マジョリティにとってのメリットを強く主張しないといけないのは、社会的にマイノリティな立場の人がいくら切実に訴えても、その意見や要望がなかなか届きづらい現状があるからだと思います。
もちろん、ホームドア設置は大きなお金が必要なので、簡単にすべての駅で実現することはできません。ですが、難しいからといって、人権や命に関わる問題を軽視していいわけではありません。心掛けだけで解決する問題ではありませんが、どのようなマイノリティに関する問題でも「社会が(無自覚に)軽視しているのではないか」という視点を忘れていはいけないと、改めて思いました。
『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第9話解説放送
さて、ここからは解説放送の文字起こしです!
00:01 駅のホーム。点字ブロックの上を歩く青野
00:36 駅のホームに折れた白状。ストラップが付いている
00:42 病院にかけつける黄多(きだ)先生。誘導されてくるユキコと空。病室の前
01:03 空が、青野の体を確かめるように触れる
01:12 抱きつく
01:40 ベッドに森生
01:47 右足に包帯
03:32 点字ブロックの上を歩く青野
03:47 駅に電車が近づいてくる
03:55 周りの人は気づいていない。ホームの端に向かっていく青野
04:04 緋山が気づく。落ちそうな青野を抱きとめる。電車にぶつかり折れる白杖
04:17 駅員が駆けつける
05:09 頷く3人
07:21 視線をそらす森生
07:24 夕方
07:34 付き添うユキコ
08:51 照れくさそうなユキコ
09:46 ムっとする森生
09:53 『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第9話
10:15 2つ並んだお弁当。写真を撮って確認
10:24 イズミ
11:15 大量のブザー
11:27 病室に向かうユキコ。入口で名前を確認する
11:58 街を歩くユキコ。松葉杖で必死についていく森生
12:08 白杖が足に当たる
12:30 喫茶店
12:35 草介
12:45 茜。ハチ子。花男
12:51 森生のアパート
13:05 散らかったゴミ袋を松葉杖でどかす森生。手を前に突き出し、ゆっくり進むユキコ
13:16 ガラス戸にぶつかる
13:43 足をかばいながら、倒れるように座る森生
14:42 ちょっと近づくユキコにゆっくり顔を寄せる森生
14:54 スマホにメッセージ
15:21 ユキコが台所に向かう
15:40 水を入れようとすると……
15:56 パンツを取り上げる
16:13 またパンツ
16:20 1週間後、学校
17:21 レンタルビデオ店本社に獅子王
17:50 喫茶店
20:24 森生を見るユキコ
20:27 夜、帰り道
20:55 ちょっと嬉しそうなユキコ
21:29 緋山の言葉を思い出す
21:32 赤座家
22:47 イズミがユキコの手にシュークリームをのせる
23:52 会社見学に来る、ユキコと緋山
24:42 残念そうなユキコ
26:18 戸惑うユキコ
26:47 BBバーガー
28:13 河原に座る森生
28:44 本社から出てくる獅子王
29:42 電話を切り、複雑な表情を浮かべる獅子王。ゆっくり歩き出す森生
29:57 夜、桐箱を開ける誠二
30:20 獅子王から着信
31:05 バーに獅子王とイズミ
31:21 うつむく獅子王
33:18 動揺するイズミ
33:22 帰宅すると玄関にユキコの白杖。森生とおそろいのストラップを見て、うつむくイズミ。
33:36 一人で晩酌している誠二
33:45 イズミが誠二のグラスを持ち、ぐいっと飲み干す
34:19 お酒を注ぐ
34:25 朝、登校するユキコ
38:03 下を向くユキコ
38:29 左腕を出す
38:42 森生にくっつき、腕を組むユキコ
40:03 喫茶店
41:36 夜、ユキコの部屋。白杖に付けていた森生とおそろいのストラップを外し、見つめる
42:16 森生からもらった手紙を開ける
42:30 紙いっぱいに「恋です!」と書かれている
43:03 緋山と歩くユキコ
44:12 ユキコの手を取り、抱きしめる
44:25 通りかかった森生が二人に気づく
44:41 足早に立ち去る森生
45:06 緋山から離れるユキコ。白杖を拾う
46:10 両手をポケットにつっこみ、歩いている森生
46:21 画面を見て、ためらう
47:47 時計台のベンチで待っているユキコ
48:25 間を開けて座る森生
50:23 立ち止まるユキコ。堪えていた涙が溢れ出す
50:58 アイパートナーは富沢美智恵でした。最終回
いよいよ次回が最終回。最後まで、noteを続けるぞ!
TVerの解説放送(第9話)はこちら https://tver.jp/corner/f0091359
通常版はこちら https://tver.jp/corner/f0091360
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