『恋です!』 解説放送では、何を説明している?(第3話)
ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第3話。今回も、全盲・弱視の方向けに視覚情報を音声で補う解説放送の文字起こしをしてみます。
この回で出ていた視覚障害関連のトピック
前回までと比べて、視覚障害関連の情報提供は少なかったような気がします。明確に盛り込まれていたのは、こんなところでしょうか?
料理をするとき
黒いまな板だと、食材が見えやすくなります。ユキコは、包丁を使うとき、包丁と逆の手にはガードをつけて、手を切らないようにしていました(どのくらい一般的な道具なんだろう?)
声が届くこと
第3話は「声が届く」がテーマになっていました。視覚情報がないとき、音はとても大切な情報源です。それを遮る障害は、見えない人には大きなストレスになると紹介されていました。
『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第3話解説放送
さて、ここからは解説放送の文字起こしです!
00:00 朝、味噌汁をつくっているユキコ
00:24 スマホの画面を目に近づける。ボイスメッセージ
00:42 思い出す
01:17 姉のイズミが来る
02:38 二人を見る父親の誠二
02:43 点字ブロックの上を歩き登校するユキコ
02:50 森生の手がおでこに当たる
03:12 木の枝を持ち上げる
03:58 顔を近づけるユキコ
05:51 森生がユキコの前に行き、向かい合う
06:23 握手する、空
06:41 『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第3話
06:47 喫茶店。ポップコーンパフェを食べる花男と草介
06:59 茜
07:24 出ていく森生
07:31 赤座家の前。ビクビクしながらインターフォンに指を伸ばす森生
07:45 手でカメラを隠す
08:01 誠二がドアを開ける
08:06 誰もいない。ドアの裏に隠れていた森生
08:12 またドアを開ける誠二。置いてある紙袋を取り、ドアを占める
08:28 リビングに戻る誠二
08:34 紙袋
08:41 中にラッピングされた箱
09:07 まんざらでもなさそうなイズミ
09:13 喫茶店
09:19 ボードゲームをしている花男たち
09:47 ハチ子を気にする花男
09:49 赤座家
10:35 箱から出すイズミ。ユキコに渡す
10:49 赤いハイヒール
10:55 朝、時計台の前でソワソワしている森生
11:06 足元を見る
11:49 ポケットを探る森生
11:56 ユキコの靴を見る
12:33 黒いカードを渡す
12:40 目に近づけ、大きく書かれた白い文字を見るユキコ
12:47 ユキコさんへ これでオレの声とどきますか? 黒川森生
13:44 3年の教室
14:41 喫茶店
15:06 18円
15: 27 ムっとするハチ子
15:43 毛皮のコートを着た獅子王が入ってくる
16:01 にらみ合う二人
16:05 左手で森生の拳を止め、右手でスマホを見せる。画面には、内定通知書
16:19 カウンター席に座り、並んでスパゲッティを食べる獅子王と森生
16:48 うなずく草介たち
17:19 証明写真機の中。メガネに白いYシャツを着た森生
17:30 カメラを睨む
17:42 出来上がった写真を切り取り、履歴書に貼る。中途半端な表情の証明写真
17:57 喫茶店に森生。履歴書を丸めて投げる
19:15 赤座家。ユキコが緊張した面持ちでリビングに向かう
20:05 マンションのゴミ集積場に来るユキコ
20:12 山盛りのゴミ袋をひとつひとつ触り、靴を探す
20:20 いつもの格好の森生。気合を入れ、ホールスタッフ募集中のカラオケボックスへ
20:34 面接を受けている森生
20:59 靴を探しているユキコ
21:06 ガソリンスタンド
21:56 小さなゴミ袋を手に取るユキコ。袋を開けると、中に新聞紙に包まれた赤いハイヒール
22:11 肩を落とし、トボトボ帰る森生
22:21 夜、森生のアパート
22:36 スマホの画面を見る
25:18 急いで靴を隠す
25:26 部屋に入るイズミ
25:40 赤座家リビング。少し離れたところに誠二
26:49 誠二が首を横に振る
28:17 頬を叩くイズミ
28:24 ハイヒールを持って出ていくユキコ
28:32 部屋に戻りベッドに倒れ込む
28:42 朝、玄関
28:56 キッチンにイズミ
29:04 心配そうな誠二
29:09 街を歩く森生。従業員募集中の貼り紙を見て、レンタルビデオ店に入る
29:19 カウンターを覗く
29:27 店内を見て回る森生
29:37 DVDを手に取り、裏を見る
30:02 シミュレーションしてみる
30:29 店内を探し回る
30:37 戻って案内する森生
31:14 お客さんとすれ違う
31:23 セルフレジ
31:33 現実に戻る
31:48 スーツ姿の獅子王が猛スピードで掛けてくる
32:09 笑みが溢れる森生
33:23 ネイルサロンにイズミ
33:26 綾香
33:58 差し入れを見せる
36:22 レンタルビデオ店
38:32 うなずく獅子王
39:14 BBバーガー
40:28 スマホを見るユキコ
40:35 森生からボイスメッセージ
41:30 夕方、ネイルサロン
41:52 夜、ユキコを誘導して歩くイズミ
41:58 洋服店の前
42:46 一人でお店に入るユキコ
42:55 ゆっくり店内を進む。心配そうに見ているイズミ
43:28 淡いピンク色のワンピースを試着し、鏡に目を近づけるユキコ
43:42 涙を浮かべ、外から見守っているイズミ。
43:49 今度は白いブラウスに黒のキャミワンピースをあわせた洋服。くるっと回るユキコ。思い出すイズミ
44:07 ワンピースを着て、笑顔でまわる小学生のユキコ
44:19 お店で楽しそうに洋服を選んでいるユキコを見て、涙があふれる
47:00 イズミの右腕に掴まるユキコ
47:14 レンタルビデオ店の前。森生にもらった赤いハイヒールに買ったばかりの洋服を着たユキコ。点字ブロックをふらつきながら歩いてくる
47:37 ゆっくり森生に近づく
47:45 転びそうになったユキコを抱きとめる森生
48:15 ぎゅっと抱きしめる
48:21 ユキコを送ってきたイズミが、遠くで見守っている
49:09 森生を見つめるユキコ
49:19 また抱きしめる
49:27 涙ぐむイズミ
49:32 ハンカチを差し出す獅子王
50:01 嬉しそうに笑っているユキコ。夕方、喫茶店
50:37 不満そうなハチ子
50:49 肩を叩かれ振り向く森生にキスをするハチ子
50:56 隣でパフェを食べているユキコ
51:00 アイパートナーは富沢美智恵でした。次回!
解説放送じゃなくても、結構わかる(気がする)
今回私は、まずは解説放送でなく普通の放送を、画面を見ないで音だけ聞いてみました。もちろん、あとで画面を見て視聴して初めて「こういうことが起きていたのか!」とわかったシーンもありましたが、でも音だけでまあまあわかるなという印象でした。登場人物の声をある程度把握できていたので、特に切り替えが多くないシーンでは、解説放送での補足情報がなくても十分理解できました。そういったシーンでは、あとで解説放送を聞いてみると、ちょっと説明情報が多すぎると感じることも。でも、それは私がこれまでにいろいろなドラマを見た経験から、シーンの雰囲気やシーンの切り替えを音だけで判断できるようになっていたからかもしれません。普段、無意識に五感を組み合わせて情報を得ていることを改めて感じました。
さて、次回はどのように視聴することからはじめようかしら。解説放送とは離れますが、音声なしで字幕表示から見てみるのもありかな。
TVerの解説放送(第3話)はこちら https://tver.jp/corner/f0086712
通常版はこちら https://tver.jp/corner/f0086707
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