『恋です！』 解説放送では、何を説明している？（第4話）

ドラマ『恋です！〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第4話。今回も、全盲・弱視の方向けに視覚情報を音声で補う解説放送の文字起こしをしてみます。

第４話は、「合理的配慮」について考えさせられました。見えにくいことでこなすのが難しい作業について、「見える人と同じようにやらせる」も「できないんだからやらせない」もちがう。「どう工夫したらできるようになるか」を考えて環境を整えることが大事ですね。

『恋です！〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第4話解説放送

さて、ここからは解説放送の文字起こしです！

00:40  レンタルビデオ店に森生
00:44  喫茶店でハチ子にキスをされる。隣でパフェを食べているユキコ。目撃する花男。困惑している森生
01:05  目の前に獅子王
01:22  赤座家リビング
01:40  イズミ
02:30  父親の誠二
03:42  レンタルビデオ店に来るイズミ。慌てて振り返る
03:56  森生が来る
04:08  奥から獅子王が出てくる
04:18  ハンカチ。手土産も渡す
04:42  名札を見る
05:19  振り向く獅子王に顔を近づける森生
05:27  袋を下ろす
05:37  去っていく
05:40  固まっている獅子王。イズミと目が合い、我に返る
05:47  スーパーマーケット。店長の柳
05:59  夕方
06:18  隣に座る森生
08:24  『恋です！〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第４話
08:34  教室
08:52  先生
08:54  空
09:27  夕方、学校帰り。BBバーガーの前で立ち止まるユキコ
09:55  厨房の奥にバックヤード。副店長の紅林が来る
10: 58  去っていく店長の茶尾。笑顔のユキコを見て、苦笑いの紅林
11:13  並んで歩く森生とユキコ
11:37  少し離れる
12:14  首を横に振る
12:35  左腕を出す森生。肘の部分の服をギュッと掴むユキコ
12:49  朝、赤座家、玄関
13:26  笑顔で出かけるユキコ
13:35  BBバーガー厨房
13:47  複雑な表情のスタッフたち
14:36  白杖が引っかかってしまう
14:46  引っ張るユキコ
14:51  見ている紺野と藍沢
14:58  バックヤード
15:03  制服に着替え、帽子をかぶるユキコ
15:13  鏡に顔を近づけ、帽子に前髪を入れる
15:29  ルーペを取り出し、マニュアルを近づけて見る
15:48  補充用の紙コップを運ぶ
15:58  トレーを落とす
16:01  補充用の紙コップを持ち、厨房に入るユキコ。冷蔵庫のドアを避けると、紺野に当たり、ポテトが落ちる
16:35  何もできず、厨房の隅に立っているユキコ
15:51  夜、喫茶店
16:58  草介
17:03  茜
17:10  花男
17:32  視線をそらすハチ子
17:41  喫茶店の表
18:25  唖然とする森生。お店に駆け込むハチ子。花男が外に出てくる
19:18  去っていく花男
19:23  レンタルビデオ店に来るイズミ。ソワソワしながら、店内をキョロキョロ
19:39  DVDを片付けている獅子王を見つけ、さり気な〜く近づく
20:12  高いところに手をのばす。うっとり見つめるイズミ
20:55  BBバーガー。帰り支度をしたユキコ
21:05  紺野と藍沢
21:26  そっとお店を出るユキコ
22:57  厨房
23:21  タイマーのスイッチを手探りで探すユキコ
23:33  手が赤くなっている
23:37  店内を探す茶尾
24:14  マニュアル
24:47  夜、お店を出るユキコ。顔を上げ、歩き出す
24:41  アパートでお湯を沸かしている森生。
24:50  カップ麺を持つ手に力が入る
24:58  カップが歪んでいる
25:05  教室の拡大読書機でマニュアルを見ているユキコ
26:33  スマホに録音する
27:49  信号待ちをしている森生。音響用押しボタンに寄りかかっていると、お尻に指が刺さる
28:15  森生に触れる青野
28:21  公園
28:46  手で確認して座る青野
31:28   喫茶店に来る森生
31:53  河原の木の下で座っているハチ子。いつも掛けているヘッドホンを見て、思い出す
32:26  ハチ子に手を差し伸べる森生
32:33  河原の木の下で、森生が掛けていたヘッドホンを取り、ハチ子の耳に当てる
33:00  森生に見つめるハチ子。ヘッドホンに触れる
33:08  あのときもらったヘッドホンを見つめるハチ子
33:14  森生が来る
34:43  涙が溢れるハチ子
35:06  ヘッドホンを首に掛け、笑ってみせる
35:20  BBバーガー。制服に着替え、前髪をヘアピンで留めるユキコ。帽子をかぶる
35:40  外に出るユキコ。慎重にゴミを運ぶ。店内から見ている紅林。ユキコが階段のヘリにぶつかり、倒れる
35:56  おでこが赤くなっている
36:00  厨房。紙コップを補充するユキコ。見ている紅林
36:07  夜、赤座家。携帯型拡大読書器でマニュアルを見ているユキコ
36:23  そっと見守る誠二
36:34  BBバーガー。紺野と紅林
37: 17  こっそり聞いている茶尾が微笑む
37:21  マニュアルを広げたまま眠っているユキコ。誠二が毛布を掛ける
38:18  BBバーガー
39:50  ポテトストッカーにかごを置く
39:59  置く位置がずれていて、かごに入っていない
40:25  手間取るユキコを見て、紅林がポテトの準備をする
40:39  こぼしたポテトを拾うユキコ
40:45  BBバーガーの前。茂みの前に森生たち
41:10  列に並ぶ花男と草介
41:35  床に散らばったポテト。ユキコが申し訳無さそうに立ち上がる
41:46  戻ってくる花男たち
42:01  厨房の隅で下を向いているユキコ
42:22  お店の表に森生
43:49  涙を拭うユキコ
44:06  ポテトストッカーにかごをセットする
44:16  ポテトが入ったのを確認し、かごを油の中へ
44:32  手探りで探すが、見つからない
44:41  しゃがみ込み、目を近づけてスイッチの位置を確認するユキコ。見ている紺野
44:49  スイッチはどれも平らで同じ色。紺野が黄色いマグネットをくっつける
45:20  カウンターに戻る紺野
46:00  ポテトを紙の袋に入れる
46:37  ポテトを運ぶ紺野。笑顔のユキコを見守るスタッフたち
46:51  カウンターに来るユキコ
47:30  端っこの席を見る
48:40  ポテトを食べる、スーパーの店長の柳
48:54  ポテトを油に入れ、黄色いマグネットの上にあるスイッチを押す
49:04  レンタルビデオ店
49:20  バイトを終え、電話をかけるユキコ
49:26  カウンターに置いてあるスマホが鳴る
50:23  電話を切るユキコ、手に提げたBBバーガーの袋を見る
50:39  点字ブロックの上を歩き、笑顔で向かうユキコ
50:53   待ち伏せし、後を追っていくハチ子
50:58  アイパートナーは、富沢美智恵でした。次回！

視覚情報と聴覚情報

私は第４話を、まず音を切り字幕を表示して見てみました。聴覚情報ナシで見てみた感想としては「内容はわかるけれど、いつもよりも疲れる」。第３話ではまず、視覚情報ナシで解説放送を聞いてみたのですが、そのときのほうが幾分かぼーっと聞いていられたような気がします。視覚情報のほうが情報量は多いけれど、その分注意力が必要な感じ。聴覚情報のほうが聞き分けられなくて処理が難しいこともあるけれど、なんとなくで入ってくる感じ。ただ、これはお家でゴロゴロしながらドラマを見るときの話なので、実際の生活で視覚情報ナシまたは聴覚情報ナシになったら、感じ方はきっとまた変わってくるのだろうなと思います。ですが、ドラマだけでもいつもとは違う視聴方法を試してみると、なるほど、と実感として気づく部分があっておもしろいです。１話分ずつだけでなく、次回以降も、視覚情報ナシや聴覚情報ナシで視聴してみようと思います。

TVerの解説放送（第4話）はこちら　https://tver.jp/corner/f0087326
通常版はこちら　https://tver.jp/corner/f0087324