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最近、砂糖抜きの食生活を送っています。

きっかけはいろいろあるのですが、「あまくない砂糖の話」というドキュメンタリー映画を観たことが一番大きかったです。

七合食を実践した時、心にも体にも嬉しい変化があり、食事はこんなにも私に大きな影響を及ぼしているんだと、改めて実感しました。

体に興味が沸いているこのタイミングで、砂糖断ちも実践してみたくなったのです。


私は甘いものが大好きで、子どもの頃はチョコレートが大好きでした。

幼稚園に通っていた頃、友達にチョコレートをひと口分けてもらったことが、生れて初めてのチョコレートとの出会い。家に帰ってから、母に「あのね、チョコレートってすっごく甘いんだよ!」と、とても嬉しそうに報告したそうです。(自分では覚えていません)

それからというもの、私=チョコレート、と結び付けられるほど、チョコレートに耽溺して生きてきました。高校生の頃には、毎日板チョコを2枚ぺろりと平らげる日々で、友達には「朝から食べてるの!?」と呆れられたものです。(本当に朝から食べていました。)


私はなぜ、こんなにもチョコレートが好きだったんでしょうか?

この謎が解けたのは、インナーチャイルドについて学びを深めている最中でした。

私は3人姉弟の長女として生まれ、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と言われて育ってきました。


私は何を我慢していたのか。

親に甘えることを我慢していたのです。

親に甘えられず満たされない心を、チョコレートの甘さで埋めていたんです。

だからあんなにもチョコレートが大好きだったんです。

つまり、チョコレートは私の母親代わりだったというわけなんです!


このことに気づいたとき、全ての謎が解けた気がしました。

私は1歳半の時に妹が生まれ、お姉ちゃんになりました。でも、1歳半の子どもが、お母さんに甘えられないだなんて、そんな不条理なことはないです。

私はもっとお母さんに甘えたかった。甘やかしてほしかった。

その願いが叶わなかったから、チョコレートを食べてごまかしていたんですね。


今でもチョコレートはとても好きですが、昔ほどたくさんは食べていません。家に板チョコのストックも置かなくなりました。

インナーチャイルドが癒えてきたことで、過剰に甘いものを必要としなくなったのかなと思います。


と、思っていたのですが、砂糖断ちをはじめてすぐ、おもしろいことが起きました!

ご飯やパンが食べたい! という気持ちがぐわーっと盛り上がって我慢ができなくなってしまったんです!

チョコレートに負けず劣らず、私はご飯が大好きです。子どもの頃、好きな食べ物を聞かれて「白いご飯!」と答えるほどで、家族にも笑われました。

炊き立てご飯の湯気に乗って立ち上る、甘いご飯の香り。たまらないです!

ご飯やパンは主に糖質です。砂糖と全く同じではありませんが、「糖」は同じ。

私が今求めている甘さは、炊き立てご飯のようなふんわり優しい甘さなのかな、と感じます。


先日、多次元キネシオロジーのセッションを受けたのですが、そこでも、「桃のように甘くてジューシーな暮らしを!」というメッセージを受け取りました。

今の私のテーマは、「甘い生活」なのかもしれません。


今、レモン色のセーターを編んでいるのですが、好きな音楽を聴きながら編み物をする時間はとっても甘やかです。

温かい紅茶をおともに、江國香織さんや吉本ばななさんの短編集を読んでいる時間も至福の時。

1玉108円で買えたキャベツで常備菜をいくつかこしらえるのも、楽しい。

こんなことが、私なりの甘い生活。


みなさんは、どんな風に自分を甘やかしていますか?


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