息子、エレベーターに連れてかれる事件

昨日に引き続き、天気もアレだし、家の周辺で引きこもる日曜日
もうそろそろ夕飯だね、帰ろうか、と散歩からマンションの中に入り、普段はそのままみんなでエレベーターに乗って部屋に帰るのだが、今日はなんとなく娘が自販機のところに行く。それに連れ添う夫、後ろをトコトコ着いて行く息子。私はちょっと離れたエントランスのソファーでみんなを待っていた。

ここで事件が起きた。

「！！！？あれ！！？まめちゃん！？」*まめちゃん=1才3ヶ月になった息子

夫が驚いた声をあげている。
なんだ、何が起こった。

「まめちゃん！！まめちゃん！！やばい、まめちゃん1人で乗っちゃった！！」

え？

すぐに行くと、エレベーター前で慌てている夫。不安げな娘。

なんと息子が1人でエレベーターに乗って、階数のボタンを押して、ゆえにドアが閉まったらしい。

えーー！

目を離したと言ってもおそらく10秒もないくらいで、その間に誰かが降りてきてエレベーターのドアが開いて、まめちゃんがそれを見て上手に歩いて中に入って、上手にボタンを押してしまったらしい。そんなことある？

急いで△ボタン連打してもドアは開かず、無常にもエレベーターは5階に上がっていく。慌ててついボタンを押したが、そのエレベーターは“鍵をピッとかざさないといくらボタン押しても反応しないやっかいなエレベーター“だった（普段使わないエレベーター*）わ〜〜〜〜まめちゃーん＞＜と不安になる一方で、防犯カメラに写るエレベーターに乗ってひとりキョロキョロしてるまめちゃんがなんか可愛いなと思ったりもしており、緊急時なのに呑気な自分。いやほんとごめんなさい。ごめんまめちゃん。私は子供がピンチの時（そこまでシリアスでない）でも、とっさにカメラを構えてしまうタイプの人間なんだ…。それはともかく、大きなマンションであることが災いし、階段が残念ながらはるか遠い。夫は考える前にもう一機のエレベーター（建物の反対側）へ猛ダッシュし、私と娘は目の前のエレベーターが1階に着くのをひたすら待つ。ああ、まめちゃんが5階に着いてひょうひょうと外に出ていく…そのままエレベーターの中に残ってくれてたらいいのに…防犯カメラではもう姿は見えなくなって、やっと1階に戻ってきたエレベーターに娘と2人で乗り込む。気持ちがはやる。でも大丈夫、多分廊下でうろうろしてるor泣いているはず….と思っていると

アーーーン！！！アーーーー！！ゥワーーーン！！

と、まめちゃんの鳴き声がエレベーターに乗り込んだ瞬間から聞こえてきた。
まっまめちゃん！！！どうした！！！なんでそんなに泣いてるの！！！

長く、長く感じた5階への時間….ドアが開いて飛び出そうと思ったら、ほぼ同じタイミングで着いた夫がまめちゃんを抱き抱えて、泣きそうな顔をしていた。

まめちゃん、エレベーターのドアに指を挟まれていた。

うっすい皮が剥けて、指が2本ちょっと凹んでた。

。。。。。まめちゃん….

泣きまくるまめちゃんを抱きしめる。
ううう、ごめんよ〜〜〜目離しててごめんよ….

抱きしめたらすぐ泣き止んで、普通に笑顔を見せてくれて。
さっき凹んでた指もいつの間にか戻ってて、皮も、あれ？剥けてたよな？ってくらい跡形がなくて。

見た感じ大事には至らなかったけど、まぁ結構怖かった。

エレベーターのドアって、ほんとに指はさまるんだな。
何か障害物があったら自動的に開くだろうと思ってたけど、1歳児の1cmにも満たない指だと感知しないんだな。

今度からはエレベーターや、自動ドアの近くでは息子をしっかり見ていようと思った事件でした。おしまい。