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異類婚礼譚展に出品した作品について


ピカレスクアートギャラリーさんでのグループ展「異類婚礼譚展」に参加しました。

もし、ご覧になった方がいれば…足を運んでくださりありがとうございました。
展示には3枚の作品を出品しましたが、ひとつの作品について文を残しておきたいなと思います。

まず、異類婚姻譚という概念がぼんやりだったので調べるところから始まりました。脳がポヤポヤなので漢字ばかりだと頭に入って来ないのです。
でも調べたらすぐわかった。

異類婚姻譚(いるいこんいんたん)とは、人間と違った種類の存在と人間とが結婚する説話の総称。世界的に分布し、日本においても多く見られる説話類型である。なお、神婚と異類(神以外)婚姻とに分離できるとする見方や、逆に異常誕生譚をも広く同類型としてとらえる考え方もある。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/異類婚姻譚

私は子どもの頃、ディズニー映画の「リトル・マーメイド」にとても影響を受けました。
初めて観た時に、人間に成るために魚の友だちとお別れをするシーンがとても寂しく、泣いたのを覚えています。

それなら人魚のままで良いのでは?

「そのままのふたりで」

人魚はヒレのあるのままで、人間は普段着のままでずっと一緒にいたいという気持ちを込めて描きました。
あなたはあなたのままで…とまで言いませんが、片方だけが大きな犠牲を払って姿を変えなくても良いんじゃないかな。
ふたりにはこのまま、朝の光に祝福されて幸せになって欲しい。そう思って描きました。

絵の話をすると、画材はミリペン、透明水彩と一部アクリル絵具です。


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