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子どもも一人の人である

息子が生まれる前に受けた心理学の講座。
夫婦で受けたことで私たちの価値観は大きく変わりました。

これをきっかけに主人は変わったなと思うし
主人にも変わったねと言われる。

何が変わったか言葉にするのは難しいけど
私の中での感覚を言葉にするとすれば
「自分の輪郭が描けた」
そうすることで自分と他人の境界が明瞭になった。
そう感じています。

この体験が一番活きているのは間違いなく子育てだと思う。

ここで小話。
赤ちゃんって生まれたときはママと自分は繋がっていて同じ体だと思っているってご存知ですか?
そこから手を舐めて足を舐めて体の輪郭を描いていくんです。
そして手を噛んでも僕は痛いのにママは痛くないみたい
おっぱいを噛むと僕は痛くないのにママは痛いみたい
そんな経験を積んでママと自分は別の体なんだと認識していくんです。
不思議ですよね。

生まれてきた息子は愛する我が子であることに間違いはないけれど
その前に “一人の人であるということ” この視点を持てたことが大きいです。
息子は物理的にママと自分は違うと認識するように
私は思考的に私と息子は別の人間であるとことの認識ですね。
当たり前だろと言われるかもしれませんが、
ママに生命的に依存して生まれてくる子を育てていると
この境目って曖昧になってくるんです。
それが引き起こす問題が子どもの所有物化ですよね。
あれは壮絶な出産と産後の生活を乗り越えたママにしかわからない
この子を生かすも殺すも自分次第という命の重さがそうさせるのでしょう。

話は戻って
まだ言葉は喋れないけれど大人の会話はほぼ理解している1歳3ヶ月の我が子。
自分で選択させることや、私たちが彼の限界を決めないようにしたいというのは夫婦の共通認識。
難しく考えずに小さなことから自分の意思を尊重するようにしています。
朝起きてパンとごはんを見せてどっちが食べたい?と聞くと指をさす
保育園着に着替えるときはどっちの服にする?と聞くと指をさす。
たったこれだけ。1歳児にはこれだけでも十分。

何も言わずにテレビに夢中になっている隙に着替えさすのではなく
「着替えるよ」「足上げて」「引っ張るよ」など声かけすることが大切。
みんなも患者さんにしてるよね。
「背もたれ倒します」「イス動きます」「タオルかけます」ってね。
“子どもも一人の人である” 子どもにも声かけしてあげてね。

朝にそんな余裕はない!そうなんです。
朝に余裕を作るためにしていることは
子どもより30 分早く起きることと、夫婦で完全分業することですね。

30分早く起きるだけで、歯磨きして化粧して自分の準備が済ませられる。
朝イライラするのは子どものことしなきゃいけないのに
まだ自分の準備が終わってないから焦る。
子どもより30分早く起きるはおすすめです。
4月入園で朝の準備が間に合うか不安なママはぜひやってみてほしい。

そしてもう一つの分業制
これは保育園に送っていくのは主人、お迎えは私と決まっているので
送りの時間に間に合うようにまずは主人が自分の身支度を済ませる。
その間に私は息子のおむつを変えて、朝ごはんを用意してと息子のことをする。
息子がごはんを食べ始めた頃には主人の支度が終わるので
今度は私が自分の支度に移り、主人がごはんの補助や片付け、着替えなど子どものことをする。

これって子どもが一人だから&主人が育児してるからできることですよね。
二人三人育ててる方々やご主人がソファーでじーっとしているご家庭は戦場でしょうね。
想像しただけで声を荒げてしまう自分がいます。笑

うちのパパは性格もあるけど、
こちらのお願いの仕方もパパ育には重要です。
その方法はまた今度。

では、また。


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