2月16日、17日 子どもの世界に大人はいてほしくない

2月16日(金)「    」

ねむ。さむ。声が出るようになってきました。「ちょっと声が出てるね!」子どもたちも一緒に喜んでくれます。だけど声が出ないからこそ感じていた穏やかな静けさが遠くにいってしまうようで寂しいです。静けさがとても好きです。どちらかというとよく喋る人間だけど、たまに何にも喋りたくなくなる時があります。よく喋る姿しか知らない人は、私が急に静かになると「あれ?元気ない?」「あれ?普段はそんな感じなんだ」とか言ってきます。元気がないとかいつもがどうとかじゃなくてただ喋りたくなくて、ただただ静けさの中にいるだけなのに。めんどくさいから「眠くなると静かになるんです。」そう伝えることが多いです。実際に急に静かになる時は、眠たい時もあります。目を見たらほぼ閉じているので見分けはつくと思います。


2月17日(土)「子どもの世界に大人はいてほしくない」

保育士として今年度の振り返りをした。日々慌ただしく過ぎていったことも、こうやって立ち止まってくるっと後ろを振り向いて見ると写真のように色んな瞬間が浮かび上がってくる。

大人からの景色と子どもからの景色は結構違ったりするから子どもたちの思い出も覗いてみたい。ちなみに私の幼稚園の頃の思い出は、遊具のトンネルの中でお弁当のふりかけをこっそり友達と分け合って食べて「ナイショだね。おいしいね。」とクスクス笑い合ってたこと。子どもの世界に大人はあまり必要なかった。大人の目を盗んでやったあれこれは小さいながらも無敵になれたような気がして誇らしかった。あとはバスでうんち漏らして黙ってたことかな。「おかえり〜幼稚園どうだった?」「うんち出た(にっこり)」「え!?」「バスでうんち出た(にっこり)」「えええーーー!」母さんにかつがれて急いで自宅に帰った記憶がある。大人は時々助けてくれるからありがたい存在だ。

保育士としての1年間を振り返ると、「今まではこうだったから」に囚われず、思いついたことをまあまあ自由に取り組ませてもらえたなと思う。目の前の子どもたちはいつも動いているから、実現せずに流れていった思いつきもたくさんある。関わる子どもの数だけ思いつきがある。数カ月後にはこの慌ただしさは消えてスロウな時間が流れているかもしれない。それはそれでちょっとだけソワソワする。

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