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男の子、女の子。

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恋とか愛とかしたかった。
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2015年2月の記事一覧

ダメなんかじゃない。

「こんばんは!チョコ、貰いに来ました!」
夜遅くにやって来て、第一声がこの図々しい一言。
しかも、制服姿。

「君の分のチョコなんて用意してません。
もう遅いんだからお子様は帰りなさい」
そう言ったらほっぺたを膨らませて、
明らかには不満がある顔をする。
図体でかいのにこういう
可愛い仕草が似合うから腹が立つ。
腹が立つけど可愛く見えるのは
惚れた弱みなのかもしれない。

彼は膨らませていたほっぺ

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コーヒーなんて飲めないけど、

女の子はスタバが好きだって聞いた。
だから、スタバって単語を出せば、
興味を持ってくれると思ったんだ。

「あの、さっ、スタバ行かない…?」
ほら、これならきっと
君もオッケーしてくれるよね。
だって、スタバだよ!

「えっ、私コーヒー飲めないよ?」

あれ…?
予想外の反応で僕は
どうしたらいいか困ってしまった。
スタバってコーヒー以外のものなかったっけ。
フラペなんちゃらとか。

「フラペなん

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最初で最後に。

卒業式が終わり、
みんなに一通りのお別れをして、
私は急いで校門に向かった。
少し年上の彼を待たせていたからだ。
「ごめんね、お待たせ」
そう声をかければ、
「思いのほか早かったね。
もっとゆっくりでも良かったのに」
って優しく笑う。
「大丈夫だよ。
またすぐにみんなで遊ぶ約束してるもん」
「そっかそっか」と言いながら
そっと私の左手を彼の右手が包んだ。

「そう言えば、制服姿、初めて見た」
彼が

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まだ征服されていたい。

制服を卒業したら何を着たらいいんだろう?
私が着たい服を着ると色んな人に三度観されたり、変わってるって言われる。
私にとっての制服はそんな着たい服を着られないときに着る自分の弱いところを守る鎧みたいな鉄兜みたいなみんなに紛れるための擬態するためのものだった。
それがあと数ヶ月しないで着られなくなる。
じゃあ、私は何に守ってもらえばいいのだろう?
何を着たらいいんだろう?
弱いところを隠すには?

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