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インドネシア

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2019年2月@インドネシア・ロンボク島&バリ島
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#豊かさとは

いのちが身近にある暮らし

ロンボク島の村にいるとなぜか”いのち”が身近に感じる。 村自体が生きていて呼吸をしているように思えてくる。 村人の会話と笑い声がそこかしこに聞こえてきて、子どもたちは裸ん坊になって川に飛び込んで遊んでいる。 村を歩けばあいさつを自然に交わし、コーヒーを飲んで行かないかと聞かれる。 子どもたちが駆け回り、赤ちゃんを抱えたお母さんたちが立ち話しをし、青年たちががバイクに乗ってHi!と手を振っている。どの瞬間を切り取っても、生き生きとした村の姿が私の心を躍らせる。 鶏の卵が

物乞いにかける言葉

ロンボク島の中心地のマタラムにある公園で座って友だちとおしゃべりをしていると、「お金をください」と子どもが寄ってきたり、ギターを持った人が目の前で歌い始めたりする。 アジアを旅行するとどこでも見るような光景であるが、一緒にいた友人がインドネシア語で何かをいうとみんな離れていく。 そんな魔法のような言葉があるのか、もしかして相当ひどいことを言って追っ払っているのではないかと少し心配になって彼に言葉の意味を恐る恐る聞いてみた。 インドネシア語で「サバール」という言葉を彼はPa