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外国人として
エルサルバドルに来て5ヶ月目。
12月はホリデーシーズンムードで授業は殆どなく、なかなか展開しない活動。中弛みを強く感じる。そんな中、後輩隊員が着任。
彼はコンピューター技術隊員で活動分野は異なるが、言語と活動への前のめりな姿勢に背筋が正された。
会社員の時も新入社員に初心を思い出させてもらったことがあるが、通ずるものがある。5ヶ月でこんな事を言っていたら先が思いやられるが…。
*
日本の働き方が根付いた日本人には、エルサルバドル感覚の働き方が辛い。
彼らは不真面目ではない。
やらなければならない仕事は真摯に取り組む。
そして表現(プレゼンの話し方)が上手い。
ただ、締め日の意識は薄い。そのうちやるよ、の空気感。
頼んだものが出てくるのは、いつになるのか分からない。
(稀に反応の早い人もいる)
時間に遅れても申し訳なさは感じないし、
周囲もそんなものだろうという反応。
活動に関わる人が皆このスタンスだと、計画が進まないのは当然、自身のモチベーション維持が難しい。
もう、皆やる気がないならいいよ…
なんて沸々と思ったりもする。
しかし実際のところ、彼らのやる気がないかと言うとそうでもない。
彼らはただ、定時内、また自分のできる範囲(気分と技量)でできる事をしているだけである。悪気は微塵もない。
私がこの国の働き方に寄り添うのことが、
自分の気持ちを安定させながら活動を進める肝になるのだうか。
一方で、エルサル人の人の良さに気持ちが救われている部分も大きい。
言葉の壁は大きいが、外国人だからといって疎外感を感じないのはこの国の良さだと思う。
日本ではそうはいかないだろう。
私の会社にも少数、外国の方がいた。
指導にあたっていた同期が言語や文化の違いに日々憤慨していたことを思い出し、私ももっとフォローしていればよかったなと思う。
日本語の専門用語、察しの文化など一朝一夕で身に着くものではない。
自分が外国人として日本で働くと思うとエルサルバドルとは比較にならない程、肩身の狭い想いをするだろう。
外国人としての立場が身に染みる。
それだけでも、ここに来てよかったと思う。
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途上国での支援は、
何か明確な課題があり、現地でも専門家を要望しており、派遣者が何かしらのプロであった場合に上手く成り立つのだろう。(ちょっと主語が大きい)
草の根活動の場合、受入側にもある程度の積極性がないと自分が去った後の活動継続は見込めないと感じる。
とはいえそこまで悲観している訳ではなく、
草の根だからこそ、小さいことでも色々と挑戦できるし、それらがどこかで現地のニーズに合致し、継続していくような活動のきっかけになるとも思う。
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活動についてはネガティブになったりもするが
総じてエルサルバドルの人たちは大好きで、
私はまだここで何か力になれることを模索していきたい。
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