99%の日本人は知らない!海外富裕層の最新資産防衛テクニック
こんにちは。海外不動産投資家の宮脇さきと申します。
私はお茶の水女子大学在学中に仮想通貨を購入し、仮想通貨の運用益で分散投資の一つとして不動産投資をスタートしました。
21歳で国内投資物件を所有し、本格的に不動産投資の道に進みました。
国内不動産は合計で3棟18室保有、シェアハウスで利回り30%超えの物件を運営し、その後いくつかの物件を売却し2000万円以上の売却益を出し22歳で世界へと視点を変え、現在はドバイ移住し、個人投資家として資産運用しながら投資家へのアドバイザー活動をしております。
今回は私の周りの富裕層の方たちがいまこぞって実践している、アート投資について解説します。
◾️どんな人がアートを買っているのか?
ZOZO創業者の前澤友作さんや、ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正さんなど、経営者や資産家にはアートコレクターになるという方が少なくありません。
日本ではアート作品のコレクションは金持ちの道楽という風に思われていますが、欧米では「社会への還元」と捉えられていることをご存知でしょうか。
なぜなら、アートへの投資は、活動しているアーティストへの支援にもつながり、文化的な活動への支援、つまり社会に還元している行為になると見なされるからです。
例えばリヒテンシュタインの国家元首、リヒテンシュタイン侯爵家は美術コレクションを約3万点保有しており、個人としては英国王室に次ぐ規模です。
そして500年以上にわたって収集したアートで実際に国自体を守ってきました。
それほどアートは歴史も長くて、世界的に価値が認められている分野になります。
アートは、実物資産の1つなのです。
◾️なぜアートに価値が生まれるのか
実際の作品・現物は、世の中に一点しかなく、もしその作家が亡くなった場合新しい作品は今後供給されることはありません。
すると希少性も高まりますし、歴史的な付加価値も生まれてきます。
その結果、驚くような高額な価格のアート作品も生まれてくるわけです。
◾️アートの選び方はどうやる?
①価格の決まり方
一言で言うと需要と供給によって決定されます。
作家が亡くなると、今後は新しい作品が出てこなくなります。
そのため、価格が希少性が高まることによって上がりやすいというのが、1つのポイントになります。
②オークションで価格が上がる理由とは
アートの多くはオークションでの価格が決められます。
この価格の決め方はかなり特殊です。
強烈に作品がほしいと思う2人の投資家がいれば、お互いが価格を釣り上げていくことになるため、1点しか存在しない作品に対して2人以上の人が欲しいと思った場合、どんどん価格が釣りあがる事になります。
アートの世界で価格を釣りあげているのは、このオークション形式が要因の一つとなっています。
◾️アートの買い方
アートを買いたいと思ったときの買い方は2つあります。
初めてアートを買う人や初心者にとっては、作家やアートに対して適正な評価や価格に基づく値段が設定されているギャラリーがおすすめです。
ギャラリーで適切な目利きができる人にアドバイスをもらいながらアートを買う、プライマリーマーケットが一番よい方法になります。
それとは異なり、オークションなどで作品が売却された時に、それを買い取る形になるのがセカンダリーマーケットになります。
①アートはいくらで買えるのか
作家や作品によって異なりますが、数万円~数十万円から買えるものもあります。
現在有名なアーティストも、無名の時代は数十万円で買うことができました。
それが今や世界的なアーティストになって、一点物の作品とか絵画作品を生み出すようにになると、1つの絵で数億円から数十億円になることも珍しくありません。
ただし、これから投資や資産保全を目的にアート作品を購入する場合は、最低でも1作品に対して500万円から1,000万円以上の値段がついている作品を買わなければ、値上がりは難しいです。
②アートの価値はどうやって見分けるのか
まずはたくさんの作品を見ることが大事になります。
ギャラリーや作家の展示会に足を運び、実際に作品を見ることにより、自分の美術を見極める目を養っていくのがファーストステップになります。
その際、ギャラリーで作品や作家についてアドバイスを求めることも大事になってきます。
みんなが良いと言っているものを買うやり方は、確かに相場が安定していたりするかもしれません。
しかし本当の価値に対して価格が過剰になりすぎているケースもあるため、「とりあえず買っておこう」というのは、絶対にやってはいけないことになります。
③これから伸びるアーティストって?
アートに投資する人の割合は上位4カ国で87%を占めているのに対し、日本は1%しかありません。
アーティストに才能があるのは前提となりますが、作品の価格が上がらない人もいます。
コレクターやファンが増えたり、美術館で展示されるなど作品が評価され始めた時、初めて作品の価格が上がっていきます。
特にどのアーティストに投資すべきかについては、国自体が伸びていきそうな所のアーティストが、今後価値が上がっていきやすいと言われています。たとえばインドネシアやベトナムなどの東南アジアです。
◾️アート投資のリスクは?
最後にアート投資のリスクについても言及します。
①流動性が低い
オークションにかけても買いたい人がいなければ売買が成立しないため、すぐに現金化したい人には向いていません。
長期投資で10年とか20年保有できる、という人が向いています。
②手数料がかかる
売る際は自分で売却先を見つけるのが難しいため、オークションに委託することになりますが、その委託する手数料がかかることになります。手数料はおおむね落札額の15〜20%です。
③目利きが重要
中途半端な絵を買ったとしても、それほど価値の上昇は見込めません。
500万円~1,000万円以上の絵であれば価格の値上がりが期待できますが、100万円~200万円の作品だと、価格が上がるアート作品もあれば、買い手が見つからないような作品も少なくありません。
④保管状況
家で飾る場合、自分で汚してしまわないように、保管方法にも気を付ける必要があります。
では、アート投資はいつから始めるべきでしょうか。
投資的に価値が上がるような作品を買いたいのであれば、やはり資産1億円があるような人が500万円~1,000万円程度の絵を買うのがもっとも手堅いやり方です。
今、私が注目しているのは、インドネシアとかベトナムなどの、経済発展が予想される国のアーティストになります。
ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
■プロフィール
さき@海外不動産
海外不動産投資家・海外移住コンサルタント
1997年宮崎県生まれ。UAEドバイ在住。お茶の水女子大学在学時に、暗号資産投資で大きな利益を出し、分散投資の一つとして不動産投資をスタートする。大学3年生の21歳から国内不動産投資を始め、国内3棟18室を保有し利回り20%以上の物件を運営し、その後いくつかの物件を売却。22歳で海外不動産投資へ進出し、ジョージア、トルコ(イスタンブール)、アラブ首長国連邦(ドバイ)に不動産を所有。現在は、個人投資家として資産運用をしながら、富裕層、経営者、投資家への資産コンサルティングのほか、海外移住のアドバイザーとしても活動。チャンネル登録者数3.58万人のYoutubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」を運営。