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29歳迷子になる

2023年4月
イギリスに向けて出発。

成田✈︎北京   4h (出発3.5h前に空港着)
トランジット  9h (搭乗ロビーで睡眠)
北京✈︎イギリス 11h
【合計】    24h

イギリスに到着するまでに24時間かかりました。

ガトウィック空港から356km移動したトットネスという街に行くために一番安い電車のチケットを予約。

朝7時前に空港に着いたのに、次の出発は11:43。
4.5時間ほど空港で待機。

ヒューマンウォッチングしたり、
日本でダウンロードしてきた映画みたり、
割と楽しく待機ができました。


ここからが大変。

【予定】
6:50空港着
11:43空港発
16:20Totnes着
【9h 30min】

【実際】
6:50 空港着
20:21 Totones到着
【13h 31min】

空港の駅へ。
写真撮ったり周りの様子見たりしながら自分の乗る電車を待つ。

映画 Catch Me If You Can のようなワンシーン
すてき

私が乗る電車はいよいよ次だ!と思って待っていたら、
「この電車は別のホームに着くよ」とアナウンス。
周りにいた人もぞろぞろと移動し始めたので、私も移動。

これで乗れるかな?と思ったら、
また「この電車は別のホームに着くよ」のアナウンス。

心配になりながら、さっき一緒にホームを移動した人の後ろについてまた移動。

その後電光掲示板をみたら、全部 DELETE赤い文字

驚いていると、今度は
「駅のホームを閉じます。駅構内から出てください。」のアナウンス。

どうやら人身事故で電車が全てストップしてしまったようでした。

▶︎追加待機2h

電車が動き始めます!我々は全力を尽くしました!
的なことを言っていたと思われる
駅の責任者らしき方。
お話が終わるとちょっと拍手がおきてました。


▶︎とりあえずロンドンに行く電車が来たから乗る。

▶︎チケットと全く違う乗り換えで進む。
姉にどこで乗り換えればいいか聞きながら。
ただし、Wi-Fiにつながるのは駅に停車している15秒ほどの間だけ

私はヨーロッパで使う用のSIMカードを、
この時点では持っていませんでした。
だから、Wi-Fiがある場所でしかネットが使えませんでした。

★ここまでは、不測の事態に対応してる私、意外といけんじゃん、と冒険気分。

▶︎パディントン (日本でいう新宿くらいの大きな駅)のチケットカウンターでどうすればいいか聞く。
(ここに着くしばらく前からWi-Fiつながらない。駅でもつながらない。)

★パディントン着くちょっと前から、荷物の重さと疲れとWi-Fiのなさに不安を覚える。

▶︎カウンターで、「このチケット使えないよ。あの駅行って。」とドライに言い放たれ、地下鉄に乗る。
(もちろんWi-Fiつながらない。不安。)

▶︎言われた駅に到着。改札前の駅員さんに、ついに 
 I’m lost.  と言う。
(それすら自分で思いつかずGoogle翻訳で調べる。不安。)

★ここまで、いろんな駅員さんに
「トットネスに行きたいんだけど」と言うと
「どこそれ?(検索…)遠過ぎじゃん!」と言われる。

不安。

▶︎地上に出てやっとWi-Fiつながる。

★姉に電話。二十何年ぶりに迷子で泣く。
 
今思えば はじめてのおつかい 状態だった。

▶︎やっと目的の電車に乗る。
 この時点でやっと、東京 → 長野 の距離感だったことを理解。

▶︎最後の乗り換え。
 トットネスに行く電車かどうか、何人にも確認しながら乗車。

★降りそびれたら大変だから寝てはいけないと思いながら、安心してうとうとする。

▶︎20:21 トットネス到着
 気づいたら着いていたのであわてて降りる。
 中学生のとき姉からお土産でもらったお気に入りの手ぬぐいを車内に置いてくる。

旅人の間では

その忘れ物が身代わりになってくれたんだね

と思うらしい。

ありがとう手ぬぐい。忘れない手ぬぐい。

空港着6:50
目的地着20:21
【合計】13h 31min

長い1日でした。

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