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夢が叶ったという現実を受け止める

私には夢があった


最近会う人に、「どうしていきたいの?」と言われて、
「ん…?」となることがあったので、ちょっと考えてみた。

あまり先の未来について考えるのは元から苦手だ。
でも、そういえば私には夢があった。

"心が喜ぶ生き方をしても、生きていけるという前例になりたい"
という夢。

旅に出る前、私は、「生きるためには、何かを我慢しなければいけない」と思っていた。
でも、それが嫌だった。

色々あって悩んだとき、見つけた言葉が、"心が喜ぶ方へ行く" だった。

「でもそれだけじゃ生きてけないよ〜」
という声がした。
誰の声だ?
本当はそんな声はしていない。
生きてきた中で蓄積されてきた、"常識" という謎の存在の声である。

私は跳ねのけたかった。
常識という空耳を。

"心が喜ぶ方へ行く"
それは、私の行動の指針となる言葉だった。

その言葉を貫き通して生きてみたかった。
私はそれができると証明したかった。

そして、"常識"という空耳によって無意識のうちに何かを諦める人に、
それは空耳だよー!」と、私の生き方をもって証明したいと思った。

だから、
"心が喜ぶ生き方をしても、生きていけるという前例になりたい"
が、私の夢になった。


旅と夢


この夢は、叶った。
正確には、私は「この夢が叶ったという気分」でいる。

私の1年間の無一文旅で、「心が喜ぶ生き方をして生きる」が可能だと証明されたことを、私は知っている。

全く死ななかった。
楽しく生きた。

「心が喜ぶ生き方をして生きる」
は、余裕で証明完了した。

というかむしろ、心が喜ぶ生き方しかしなくていいとさえ思う。
とにかく、そんな旅だった。


そして、
「さきちゃんを見て、仕事やめて、好きなことはじめたよ」
みたいな人が、なんと現れた。

"心が喜ぶ生き方をしても、生きていけるという前例になる"
という夢を、達成した。


夢が叶った、その先


私の夢は叶った。
叶ったことを、忘れていたくらいに、すんなりと叶った。

夢が叶った、その先には何があるのだろうか?

新しい夢に向かう人もいるだろう。
燃え尽きる人もいるだろう。

私の場合は、今、振り返っているからわかることなのだが、

夢の中を生きている。

が、答えだと思う。

私は "心が喜ぶ生き方" を、当たり前のように続けている。
私と出会って好きなことをし始めた人は、好きなことをし続けている。

夢だったことは、現実になり、そして、
それが夢だったことを忘れるくらい、当たり前になっていた。

夢が叶っている状況に、慣れていた。

とても贅沢なことだ。
書きながら思っている。

気づけば私は、夢の中を生きていたのだった。


本当に?


書きながら、いくつかの疑問が浮かぶ。

「君の夢は本当に叶ったと言えるのか?」
「"前例になる"って、一部の人にしか君は知られていないよ?」

最もな意見だ。
わかるわかる。

この夢を持ったときに、その規模を「日本中」と設定していたなら、この夢はまだまだ半ばだ。

ただ、私は、
たった一人、
ある人が、「さきちゃんを見て、好きなことをはじめた」
と言ってくれたとき、「夢が叶った」と、心から思ったのだ。

だから私は、夢が叶った気分なのだ。
それはもう、覆せない。
それくらい、心から、嬉しかったのだ。


そして、これから


私の夢は叶った。
我ながら、良い夢だった。
そして、私は夢の中を生きている。

これからどうする?

いくつかの考え方がある。

①新しい夢を定める
②夢は叶ったので、この人生に満足する
③その他

私が思うに、少年漫画の主人公は、①タイプが多いと思う。

ワンピースのルフィが、海賊王になって、その座に胡座をかいて、ダラダラと日々を過ごしいたら、私は嫌だ。

新しい夢に向かって、目をギラつかせて欲しいところ。

スポーツ漫画では、日本一になったって、努力をやめない。
世界を目指す。

「ハングリー精神」こそ、彼らを主人公たらしめる、大切な要因であると考える。

私には、「ハングリー精神」があまりない。
「あるもので満足タイプ」である。

このタイプは、幸福感は得やすいが、名誉や地位は得にくいと思う。

ただ正直、本当に正直いうと、今の私は、
②夢は叶ったので、この人生に満足する
のマインドである。

今日、お風呂上がり、「今96歳でもいいってくらい、この人生満足だわぁ」と、独り言を言ってしまった。

しかし実際私は、26歳である。
まだまだ寿命は来ないであろう。
残りの70年を、座して待つか、何か目的を持って過ごすのか。

正直、プロデューサー目線で、あいむらさきを主人公とした物語を作るならば、「わかりやすい夢」を設定したい。

「応援しやすい」からだ。

なんでもいい。

Mステに出たいとか、
紅白のトリを飾りたいとか、
永遠に破られないストリーミング回数を打ち出しとか、
YouTubeで1,000万人登録とか。

プロデューサー的視点で自分を見るなら、何かしらの夢を大々的に掲げさせたい。

が、実際のプレイヤーである私はどう考えているかというと…

大きな夢はない。
でも、その時々でやりたいことはある。
今やりたいことを純粋にやらせてくれ。
と、思っている。

プロデューサーさきはこう言う。
「売り出しづらいけど、君を尊重するよ。」

プレイヤーさきはこう言う。
「ごめんね。ありがとう。」

かくして、
「どうなりたいの?」
ときかれたときに、

「ん…?」
となる私が、存在し続けることとなった。


((((((この記事の意味)))))))


こんなに文字数を使ったのに最後は、自己肯定。
今日も自分にゲロ甘いぜ。あいむらさき。


でもでも、
もし、半年後の自分の状態を、自由に選べるとしたら、どうする?

と、自分に聞いてみよう。

「んー…

 MISIAみたいになりたい!

え、めっちゃいい…
え、MISIAみたいにって、具体的にどんな感じ?

「歌声で、すべての人を圧倒するの。
歌詞の内容っていうより、その歌そのものを浴びて、人は幸せになるの。
でも、やっぱり歌詞も音楽も素晴らしいものを作って、それに歌声を合わせたら、やばいものできるじゃん?
それで、圧倒するの。

え、どこで?

「どこだろう…私のことを知ってる人も知らない人もいっぱいいるとこがいいなぁ。それはリアルなライブなんだけど、全世界に配信もされてて、みんな聴けるの。

日本中があいむらさきを知る?

「うん。で、私の歌でファンになった人が、私を調べて、私の旅のこととか、生き方や考え方とかを知って、感化されて、素直に生き始めるの。みんなが!それで、日本中、世界中のみんなが、心まるはだかで、気持ちよく、生き始めるの!すごく楽しい世界なの!

….夢、あるやないかい!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

「あ…本当だ。質問、うまいね。
 自分でも、気づかなかった(笑)」

あんたまだ26やねんから、その時間有意義に使うんやで。
MISIA、いや、それ以上の、世界のディーバになって、みんなが心まる裸で気持ちいい世界作りや!

「わかった!ありがとう!!!!」


…ということで、皆様。
私も気づかなかった夢を見つけることができました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ちゃんちゃん。

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