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寝れない夜に。

他人同士だから分かり合えないのは当たり前で、分かってもらおうとするのは傲慢だと思うから極力、抑えるけど、大切な人と一緒にいると、どうしても分かって欲しくなってしまう。
そういう時は大抵、悲しみだけに染まった言葉を乱暴に投げてしまうから伝わる訳でもなくて、唇を跨いだ言葉は力なく宙を舞って消えていくだけ。
受け止めて抱き締めてまるまる愛して欲しくて、試すような事を繰り返しては、全てに絶望した気になって。そんな繰り返し。

あのころ欲しかった愛のこと、にずっと、しがみついて、ライナスのセキュリティブランケットみたいに。

“大丈夫、私は愛されるに値しない”って人生で証明し続けている。

人にはそれぞれに問題がある、というならば私の問題はコレ。ITのピエロにはいい獲物。

母親が私にしたように、これ以上誰かに拒否される事が怖い。

分かってる、健康にここまで育ったのは他でもなく親が泣くことしか出来なかった私を大変な思いをして育ててくれたからって事。
それに暴力もなかったし、なんとか中毒でもなかった。
そんな事言うのはよくない、愛されてたはず、気付いてないだけで。
って、別に人から言われなくても分かってる、だからこんなにも悩む。
母のことが両親が家族の事がまるで他人みたいで、好きになれない自分はおかしいのだろうか?って。

歩み寄る努力はできる限りした、でももう疲れた、ずっと振り向いて欲しくて頑張るなんて惨めで、悲しくて。

いつか親の気持ちがわかる時が来るのだろうか?いつかあなたを思い寂しくて涙する時が来るのだろうか?そしてその時私は後悔するのだろうか?

自分と向き合ういいチャンスだから、主観だけにしないように、少しずつ思い出しながら複雑に絡まった糸を解くように。

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