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[源氏物語11] 六条御息所からご褒美が欲しいです

子供もわかる!? 源氏物語
光源氏君と12の花めぐり

原作の源氏物語にはないのですが、「光源氏君と12の花めぐり」では、どのように光源氏が六条御息所と出会ったのか紹介していきます。

光源氏は、文字を書くのが上手くなりたいので、六条御息所のところに習いにいくお話です。

ぜひ、Youtube版も見てください!


六条御息所「この花の宝石が欲しいなら、5つの課題ができたら差し上げます」
光源氏「課題?」
六条御息所は光源氏に難しい課題を5つ出しました
今の光源氏にはクリアするのが難しい課題でした

光源氏「この課題ができるようになったら、先生の花の宝石がいただけるのですね」
光源氏「先生にふさわしい男になります」
六条御息所「えぇ」

六条御息所(難しい課題をだしてごめんね。今は無理でも少しずつ一緒に勉強していこうね)
六条御息所は少しでも多く光源氏と一緒に過ごしたかったのです

しかし、光源氏はその課題をクリアするため燃えていました


課題を調べるために書物を読んだり、宮中の学者に相談したり、六条御息所の屋敷で質問しにいったり

寝る間も惜しんで毎日、猛勉強をしています
惟光「光源氏様、もう寝てください。」
光源氏「この課題ができたら、先生の花の宝石がもらえるんだぞ」
惟光「あまり無理なさらないでくださいよ」
光源氏「あぁ」

光源氏は猛勉強を続け
ついに難しい課題5つを完成することができました

光源氏「できた...」
寝不足で目にはくまができていて、髪もボサボサで酷い有様です

早速、六条御息所の屋敷に向かい、六条御息所に課題を提出しました

六条御息所「す、すごいわ...こんなにも早く完成させるなんて....」
光源氏「先生にふさわしい男になれたかな?」
六条御息所(私のために、こんなにボロボロになって....)

六条御息所「課題もできたし、これが私の花の宝石よ。大事にしてね」
光源氏「先生、ありがとうございます!大事にします」

光源氏は、六条御息所をまっすぐ見つめた光源氏「僕はまだ未熟者ですが、先生のことが好きです。付き合ってください!」
六条御息所(ヒカ君に告白されちゃった!!??)

六条御息所「えぇ、私も好きよ」
光源氏「やったー」

こうして、光源氏と六条御息所はお付き合いすることになりました。
光源氏は六条御息所の屋敷に通い続け、二人はラブラブです
六条御息所(ヒカ君と両想いになれて幸せ...)

光源氏は玉手箱に六条御息所の花の宝石をしまいました
3つめの花の宝石ですね!


光源氏が六条御息所の屋敷に通わなくなる

光源氏と六条御息所はお付き合いを始めたのですが、
しばらくして光源氏があまり六条御息所の屋敷に訪れなくなります

六条御息所は光源氏が来るのを楽しみにしていました

六条御息所(ヒカ君、最近会ってくれないけど、お仕事が忙しいのかな?)
六条御息所(早く会いたいな♪)
六条御息所は日に日に光源氏のことを思う気持ちが強くなっていきました

一方、光源氏は自分の部屋にいました

惟光「光源氏様、ボーっとしないでください!」
惟光「六条御息所様のところに行かなくていいんですか?」
光源氏「しばらく行きたくないんだ」

惟光「えっ!?どうしてですか?」
惟光「あんなに熱心に通われていたのに?」

光源氏「先生の期待に応えるために頑張っていたんだけどね」
光源氏「なんか疲れちゃったんだよ」

光源氏は猛勉強して課題をクリアし、六条御息所の花の宝石を貰ったのですが
今ではすっかり熱が冷めてしまったようです

惟光「しかし、六条御息所様が寂しがりますよ...」
光源氏「そうだね...気が向いたら行くさ」
惟光「そうしてくださいね」

光源氏「なんだか疲れたし」
光源氏「今度は私を癒してくれるような女の子に出会いたいよ」
惟光「何言ってんですか!」
光源氏「今の僕は癒しを求めているんだ!」

惟光は呆れました


早く光源氏に会いたい

そんな光源氏のことを知らず、六条御息所は光源氏のことを待ち続けました
屋敷で働く女房達が光源氏と六条御息所の噂をしていました

女房A「最近、光源氏様が屋敷に来られないわね」
女房B「光源氏様は、まだお若いもの!きっと別の女性のところに通っているかもしれないわ」
女房A「六条御息所様とあんなに仲がよろしかったのに熱が冷めてしまったってこと?」
女房B「光源氏様は美男子だし他にも付き合っている女がいるのよ」
女房A「六条御息所様が飽きられたの。可哀そう...」
女房B「そんなこというんじゃありません」

偶然、女房達の噂話を六条御息所は聞いてしまいました

六条御息所は部屋に戻りました

六条御息所(嘘よね...ヒカ君?)
六条御息所(私のこと愛しているって言ってたわよね?)
六条御息所(他に好きな女ができたの?)
六条御息所(私のこと飽きちゃった?)
六条御息所(私って可哀そうな女?)
六条御息所(早く会いに来てよ!)

六条御息所は元東宮の妃で、気品もあり、教養もあり誰からも尊敬されている貴婦人でした
しかし、年下の男の子にフラれてしまったかもしれないという現実がとうてい受け入れられません
7歳年下の男の子に甘えるのもプライドが許せないので、六条御息所は苦悩します

六条御息所の娘「お母さま、お食事ができましたよ~」

六条御息所はブツブツ呟いていて様子がおかしいです

六条御息所の娘「お母さま!お気を確かに!」
この事が原因で、六条御息所はのちに大事件がおきてしまいます
それは、もうちょっとあとのお話です


光源氏は、思いつめている六条御息所のことを知らず、新たな恋の冒険にでようとしていました

六条御息所の娘の紹介
前東宮と六条御息所の娘
光源氏と会ってから母の様子がおかしくなり、とても心配している


源氏物語 光源氏と六条御息所の出会い編 終わりです!

源氏物語 六条御息所のお気持ちスタンプができました

六条御息所のお気持ちスタンプを作りました。
LINE STOREにて販売中!
https://store.line.me/stickershop/product/25871314/ja
光源氏は、六条御息所にメッセージを送ったら、六条御息所がたくさんスタンプを送ってくれやよ。 普段は無口でクールな六条御息所も自分の気持ちをスタンプでいっぱい伝えてくれるみたい
ぜひ、見てね~


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