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「絵描きのメンタルを大事にする」おはなし

こんにちは、sakiです!
今回は内面的なお話をしたいと思います。
個人的なことですが、本当に冬が苦手で、全くといい程動けなくなります。気持ちや気分が落ち込むことも増えるのがこれからの季節だったりします。
季節のせい、と思っていた方がメンタルには優しいかなと思っていますが、
「冬だから仕方ない」「日照時間が少ないから仕方ない」そうだとしても全く行動しない自分を責めてしまう性分もあるし、人と比べてしまうと自分が「ダメだ」と思うこともあるわけで、絵描きならでは、とか職業関係なくメンタルっていうのはケアしていかないと、生きる上で後悔するかもしれないな、と思うデリケートな部分かと、思っております。
そんな私のお話です。

メンタル遍歴

3年前とある手術を理由にストレスだった仕事を辞めました。
当時は本当にメンタルがボロボロで、今考えてもなんであんなに毎日泣きじゃくっていたのかわかりません。
スピリチュアルな話をすると大殺界で裏運気で厄年だったのですが、こんなにも不安定になるものなのかと、今思い返しても不思議です。

Twitterの話で言うと
イラストアカウントは2回消していて、今回3回目の立ち上げなんですが、
2回の辞めたくなった理由は掻い摘んで話しますと、
「誕生日祝ってくれない」
「私のにはいいねしてくれない」
という方との付き合いがあり、
こちらも当時の私は
「気にしない」「関わらない」と割り切れる経験値がなかったものですから、いいねするのも返信するのも、監視されているような気持ちになってしまい楽しめなくなり疎遠からの削除に至りました。

一人暮らしが早かったのもあって、心のことなんて気に留められる暇が無いくらい働いては夜食べ歩いていた私ですが、それまでの好きな仕事(書店勤め)を失ってから、別の職に就いた途端の変化でした。
因みに書店は会社都合の閉店です。

仕事を辞めて持ち直せましたけど、当時は3人の友人に助けられたこともあって、どうにか持ち堪えていました。手術も大病ではなかったですが、辞める理由にさせてもらって正直救われましたね。
その友人の中の1人にはiPad版クリスタの使い方も教わって更に絵で救われました。
好きだと思える仕事内容がほぼなく、先輩方とどうしても合わなくて、繕う事もできず、お店にいるだけで涙が出る日もある、そう言うメンタルでした。
勤務期間9ヶ月でした。

絵を描く自分を大事にする方法

・比べなくていい

絵を描く上でもメンタルが弱る時があります。
私は割と「みんなそうなんだ」に励まされるタイプです。
努力はみんなもしてるし、悩みもみんなある。
そう思うと、じゃあ何故私はこうなのか?と考え、調べて、前向きな時は「なるほど!」になって、後ろ向きな時は「私だけ…」と言う気持ちになります。
好きな絵を描いているはずなのに、どうしてひとと比べてしまうのか…。

これはもう刷り込まれている気がするんです。
順位をつけることが多かったし、兄弟姉妹がいたりすると「兄は優秀なのに」「妹は可愛いのに」「みなさんも〇〇さんみたいに頑張りましょう」とか言われたり、無意識に比べられて育った結果なんじゃないのかなって、ちょっと思ってます。私も頑張ってるけどなー・・・頑張ってないって言われてるみたい。と言う気持ちになってました。
頑張っているのだから、比べる必要ないですよね。

・わからなくていい

本も好きだし、近くに図書館もあって、頻繁に借りますが、どんなに本を読んでもそう簡単には人と比べない自分は手に入らないなって言うのが今の気持ちです。
自己肯定感がまだまだ備わっていないのはもちろんですが、「これはなくていい」という方と「これは必要だ」という方と本を書かれる方でも真逆に分かれることがあるので、あくまでその人のやり方ということを理解しつつ、やっぱり自分に合うことを見つけなければなーと思うので、「自分のことが一番分からない」という結論から抜け出せません。
でもすぐわかるのは無理だと思います。一人一人経験する時間に差があります。
わからないことをわからないと認めて、今はわからなくてもいいと思う、本を読んで、そう言うこともある、そう言う人もいる!と言う知識をつけただけで充分素晴らしいです

・誇っていい

可愛い絵とかっこいい絵とおしゃれなモノクロの線画で、いいな、と思ってお手本にしている絵描きさんが居ます。
それぞれ全然タッチが違います。
私は誰を見習えばいいのでしょうか。はたまた見習う必要はないのでしょうか?

私はすでに自分が今描いている絵柄で報酬を頂いています。
ご購入くださった方には、「とても素敵です」「すごく理想です」という有難いお言葉や「これからも応援してます」という激励まで頂いています。
もっとうまくなりたいという向上心は大事ですが、自分の絵ややり方に否定的なことを言うのはもったいないです。選んでくださった方がいるのであれば、その方にも失礼なことを言っているような気もするので、「お一人にでもご満足頂けた事があるなら誇っていい」と私は思います。

・決めつけない、ダメじゃない

小さい頃からいろんな漫画やアニメを見て、好きな絵、苦手な絵と出会って来ました。
ミュシャに感動し、CLAMP先生に憧れ、墓場鬼太郎を怖いもの見たさで楽しみ、ハマってはいないジャンルだけど、好きな絵描きさんが同人誌出してるから買って読んで、別の作家さんに出会い、どうしてこんな絵が上手いんだ、どうしてこんなの思いつくんだ!!と隅々まで食い入るように読んで来ました。
子供の時は、「この絵は好きじゃない〜」なんて気軽に言ってましたけど、「私は好みじゃないけど、個性だし、この絵を好きな人もいる」と思う大人になり、基本的に絵はなんでもありだと思うようになりました。

描き始めた時は、「漫画の描き方」的な教本を書店で買って、「手の大きさは顔と同じ」と教わりました。でも次のページの全身絵では手がとても小さく描かれていて、疑問に思って何度も見返した事があります。
今考えれば、手の小さい子もいますし、指の短い子かも、見た目よりも子供だったのかもしれないです。
私は「こう言われたからこう」と言う決めつけでキャラクターの特徴は見ていませんでした。
この人の絵が好き、表現が好き、は誰もが自由に思って応援していいはず。
私の絵はダメだ、下手だはない。
それが絵の世界なんじゃないでしょうか。

SNSの付き合い方

・まずは感謝

私はあまりインプレッションなど見ても活かせない現状なのですが、ざっくりな印象で「伸びてない」とは思います。
でも何十万とフォロワーさんがいるすごい綺麗な絵を描く人でも、いいねやRTに伸び悩むと言う難しい世界。
私は今700フォロワーさんも居てくださって、一番多くて「200いいね」を頂いた絵があります。なにで伸びるか本当にわからないんですが、それよりも200もの反応を下さった方に感謝してます✨
有難いことに今回繋がって頂いている方々は大人で落ち着いている方が多い印象で、まだ嫌な絡まれ方はしていません。
フォロワーさんが減る、と言うことはもちろんありますし、それについてモヤっととすることもしばしばありますが、フォローし続けてくださっている方の方だけ見て「こんなに居てくれる」と思うようしています。
なんなら少しお話ししてみたいとも思っているところです。

最近はmocriというアプリで作業通話というドキドキの行為を始めました。
約束しない限りは、唐突に始めるので、お話出来たことはまだないんですが、そのうちどなたかとまったりお話しながら何かしらの作業ができたらいいな、と思っております。もしよかったら2〜3時間お付き合いして頂けたら嬉しいです🙌
✧絵描き作業
✧ハンドメイド作業
✧手帳作業
コーヒー飲みながら、キーボード打つ音が聞こえたり、独り言つぶやいたり、猫に話しかけたり、写真撮ったり、普通に動いたりしてます。
BGMにはYouTubeが流れている可能性がありますが音は小さいので聞こえないと思います。大体TOP4のウミガメのスープか雑談を聞きます。
\mocri▼/
ID:813_hachimitsu

Twitterのスペースはまだ勇気が入りますが、いつの日か開いてみたいなという願望はあったりなかったり、頑張りたいです。

・見ない時間も大事

素敵な絵は見たいし、広まって欲しいと純粋に思います。
なので私はいいねもするしRTも多くするんですが、果たして私は拡散するのが目的でSNSをやっているのか?とふと思う時もあります。
純粋に広まって欲しい、という気持ちに陰りが出たら一回見るのを止めて離れることも必要だと思っていて、それは悪いことじゃないはずだと考えてます。
沈む気持ちもありますよね。最初は見てて、楽しかったはずなのに「みんなすごい、私は何やってるんだろう」が始まってきてしまいます。
そんな時は気持ちに従って、止めてみます。

・「〜しなきゃ」は卒業

以前は、写真の統一性とかタグの使い方とか色々必死に調べました。
失礼なことはしたくない、というのもあって、マナーみたいのがあれば大事だなと思っていたのもあります。
それでもいいねやRTはされないし、単純に自分の絵に魅力がないんだろうな、と落ち込んだりもしましたけど、「いいねしなきゃ」「Twitter見なきゃ」と思う日々にはしたくないし、苦しいのは自分なんじゃないかと気がついたので、ちょうど良い距離で使いたいと活動してます。
そんな感じなので、4ヶ月、700フォロワーさんからほぼ横ばいです。
もちろん増えて欲しいです。絵を好きだと思って欲しいです。
でも、フォローされたらフォローをお返ししないといけない、というのも違うと思うので、去るものは追いません。私は今後も「自分の好き」を考えていきたいと思っています。

・適度な警戒心

度々、本当ですか??と思うような方からフォロー頂きます。
「イラストレーター」や「クリエーター」を名乗り、DMで「独学で絵を描かれているんですか」と聞いてくる人と「絵師応援アカウント」や「自分の好みの絵を拡散するアカウント」とプロフに明記している人です。
フォロバしないとフォロー外されるんですが、数ヶ月後またフォローしてくるアカウントもあります。私は3回繰り返されたところで、ブロックすることにしました。
「イラストレーター」の人は、メンタルのことや絵描きとしてやっていくなら、という一見為になりそうな情報をツイートしてて、すごく優しくDMで話しかけてくださるんですが、肝心の絵やポートフォリオ、HPのリンクもなく、どんな絵でどんなご活動をされているか不明な事が多いし、DMで話しかけてくれるけど、ツイートしたことに触れることはありませんでした。
そういった方はフォローお返ししませんし、DMも当たり障りなくお返事したり、「間に合っている」ことを伝えています。
「絵師応援アカウント」はそう名乗ってるなら、応援して!って思います。フォロバしないと応援しないなら、私はもっと応援したいと思ってもらうように頑張るしかないね、って思います。
追いかけない、ついて行かない、返さない、警戒心も時には必要です。

まとめ

絵を描く人として悩みや停滞、淀みが私にはたくさんあります。
私の現状、描いても描いても売れないし、コンペも落ち続け、採用されない。
ご依頼も閑古鳥だし、何より寒さでやる気が湧いてない。
下手な絵、何が伝えたいか分からない絵・・・自分がダメだと否定するとまた気持ちも落ち込みます。
でもそんな時こそ、できてた自分を褒めてみようと思います。

描いて売れた絵のこと
コンペが採用された時のこと
ご依頼頂いて、お喜び頂いた時
めっちゃ活動的だった夏!!

やってるじゃん、私👀
出来てないことより、出来たことに注目してみたら
案外いっぱい出来てるという事実がわかって、また次頑張ろうと思える気がします。
今のままで充分頑張ってて、充分素敵なんだよ✨という自己肯定をこの冬こそあげていきましょう💪


私がメンタルボロボロだった時は幸運なことに

・助けてくれた友人が3人もいてくれた
 →孤独じゃない実感
・手術を言い訳に仕事が辞められた
 →現況からの救い、大病じゃなかった安心
・iPad版クリスタでデジ絵が始められた
 →PCでのデジ絵練習は挫折続きだった
・新しいアカウントで落ち着いた方々に支えられた
 →優しい会話

と言う状況に救われました。
中でも友人の存在は大きかったです。
私にとってプライベートと絵を描く事が切れないので、「絵描きのメンタル」なんて言ってしまっていますが、気持ちが不安定な時は絵が描けないのも事実であるので、日常と絵描きのメンタルは切っても切れません。
感情に振り回されず穏やかに、丁寧に過ごして行けたらいいな、とは思いますが、まだまだずっと同じではいられないです。
少しずつ思い描く大人になろうと思います。

今回も長々とありがとうございました!
体と心の健康に気を付けて、楽しく絵を描き続けたいなと思います☺️


次回は11月15日更新予定
「noteの記事を改めて読み返した話」をしたいと思います。
今年もあと2ヶ月、noteの更新も残り3回となりました。
少しずつ今年のまとめをしていきたいと思います。
またお付き合いいただけると嬉しいです☕️
本当にありがとうございます🙏✨


無理せずに楽しめるのが一番!と思って活動しています✨ 絵を通して、明るさや楽しさ、優しさなどが広がってくれると嬉しいです☺️