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旅 day2

台風が来るのかと思っていたら
朝から上機嫌の天気。
運に感謝。

昨夜、Nickさんに挨拶でき、
とても明るくよくお喋りしてくれるおじさまで
ほっとした。

AM06:30 起床。
今日も予定通り早起き。
今朝は朝ご飯をご用意していただけるとのことで
身支度を終えると一階の居間に向かった。

まだお会いしていなかった奥様が
上品に、でもはつらつと迎えてくれた。

カトラリーセットなどを
なんと庭のテラスのほうに用意してくれていた。
外での朝食なんて、ウキウキである。

そして朝食を出してくれた。

全てが贅沢すぎる。
目の前では小川が流れており、
飲めるほどの水とのこと。
キンキンに冷えた水をすくって飲んでみた。
目が覚めた。

地元の濃い牛乳を用意して下さり、
トーストにベーコンエッグ、サラダ、
ありふれた朝食だけれど
一つ一つの心遣いが丁寧に仕上がっていた。

何より、この大自然の中で
太陽を浴びながら、小鳥のさえずりを聞きながら
食べる朝食はご褒美でしかない。

朝食中はNickさんとお話していた。
草津のこと、昔シャラポワが草津でデビューをして有名になっていったこと、海外の人達は自分家みたいにして泊まりにきて、キッチンの掃除までしてくれたこと。


初めてAirbnbを利用して不安もあったが、
Nickさんのお宅で本当によかった。
会話も弾んで、余分な気遣いはなくていいよ、
と肌で感じながら心地よかった。


朝食を食べ、
教えてもらったローカルバスに乗り
今日は草津の街まで行こう。

バスに揺られ、着いた瞬間硫黄の匂い。
少し歩くと湯畑が見えた。
流れる温泉のお湯に触れた石達は
乳白色に反応を起こしていた。

初めて見た景色。
昨日の軽井沢とは打って変わって
ここは昔ながらの温泉地。
洒落っ気など装備しておらず、
温泉宿、蕎麦屋、土産屋、
近年の若者達への過剰な配慮はなく
ありのままの姿で商売していた。


まずは、温泉。


御座之湯へ。
ここは二種類の湯が張られていた。
湯畑の源泉、万代の源泉、
そう書かれていた。
万代のほうは、かなり熱い。
ピリリと肌が感じる熱さこそ
これが草津温泉の醍醐味らしい。


湯から上がってからはどっと疲れてしまった。
温泉の成分が身体に充満しているかのよう。


少し休憩して近くのカフェへ。
ここからはもう特に草津らしいことは
何もしていない。
草津は一人で来るにはちょっと渋すぎる街だったかもしれない。
その後は、読書と音楽について考えていた。


明日は最終日。
ここからすぐ東京へ戻るか、軽井沢へ寄ってから帰るか迷う。


Nickさん宅のテラスにて。
今日はビンテージのシャツを。
Salvatore Ferragamoのもの。
少し大きめでゆるっと羽織る。


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