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「情弱狩りは悪なのか」の答え
そもそも資本主義が弱者狩り主義
資本を持つものが労働者を使って資本を増大させるという産業革命以降ずっと拡大再生産され続けてきた仕組みが資本主義の原点
だから情弱狩りは資本主義の本質の一部と言っても過言ではありません
でもそれを良しとするか悪とするはまた別の話
僕は相手や世界に与えたよき価値の量、つまり徳を大事にしたいので、あまり資本主義的な思想では動きません
ただ、資本主義がよきものとしてずっと社会に根付いているように、情弱狩りビジネスもいたるところに根付いています
美容、芸能、教育あたりが特に目立つところでしょうか
あまり具体的に書くと燃えかねないので書きませんが、それぞれ凄まじい刈り方を持っています
ではそれを買って顧客はよく変化をしているのか、世界をよくしているのか
ここが問題です
情弱狩りビジネスか、徳を大事にしているビジネスかはこれだけが分水嶺です
「よく」とはどういうことなのか
そもそも「よく」しようとしているのか
「世界の広さ」が自分だけなのか、自分と相手なのか、仲間だけなのか、身内なのか、人類なのか、生命全体なのか、宇宙なのか、、、
さらにはどこまで実感と実存を持っているのか
僕が知る限り、積極的に情弱狩りをしている人や企業は、「稼げることや自己中心的な価値観にばかり注目していて、顧客への影響、世界への影響をあまり分かっていない」もしくは「分かった上でその業を背負って刈っている」のです
前者は無思慮なだけで、悪ではない
後者は業が深いだけで、悪ではない
もちろん因果応報は発生するので、奪った分は何かの形で奪われますから、金を奪えば、金か心か大事な人か物かなにかを奪われます
無思慮だろうが業が深かろうが関係なく、奪ったら奪われる
それだけの話で、悪ではない
ではその奪い合いの世界で生きたいですか?
売る人も買う人も奪い合いの世界で生きています
情弱狩りに関わる人はすべからくいろんな場面ですでに奪い合いの世界にいるのでしょう
親から、子供から、友達から、他人から、会社から、組織から、仕組みから
金、物、労力、時間、心、身体、意思、気持ち、その他もろもろを奪い合う世界
ほとんどの人が気がついていない奪い合いの連鎖
それに気がつくきっかけとして情弱狩りにひっかるのも因果応報
だから情弱狩りビジネスをしている人にもお金を払う人にも「そういう世界で生きたいのね」と思うだけです
気がつきたいかどうかも個々人の自由ですから
ただ僕は抜け出した方がいいと思うので、聞かれたら「気がついた?」って言いますけどね
もしあなたが抜け出したいのだとしたら、唯一の脱出する手段をお伝えしておきます
自己犠牲なく、価値を認めて、気がつき、奪い合いの世界から抜け出すこと
つまり、与える側になること
それだけです
価値を、意味を、結果を与える側になれば、与え合いの連鎖に入ります
もちろんそれまでの積み重ねはありますから、奪った分を精算してから新しい連鎖が始まりますが、よい変化を与えている実感の伴う範囲の広さと量が、受け取れるよい変化の大きさです
また、ビジネス、というより資本主義との関わり方ですが、
売る側としては
売った相手にはよい変化を与える
自己犠牲はしない
このバランスです
買う側では
本当に価値を認めているものしか買わない
買ったら対価分は必ずなにかを得ると決める
この2つです
僕は教育業界で11年自分でビジネスをしてきて、ようやくこのバランスが取れるようになってきました
おそらくここからは普遍的に崩れないバランスが取れていくのだと思っています
小利口に儲けることを考えたらあきません。
世の中にぼろいことはないから、結局流した汗水の量に比例して、成功するわけですわ。
十のサービスを受けたら十一を返す。
その余分の一のプラスがなければ、社会は繁栄していかない。
と松下幸之助大先輩もこうおっしゃっています
ということで、まとめます
情弱狩りは悪ではありません
ただただ奪い合いの世界なだけです
資本主義の原点がそうなのだから仕方ない
でもどんな世界で生きるかは自由です
善悪も正邪も論じること自体が実はどうでもよくて、ただあなたがどう生きたいかだけです
悪と言う人は奪われた経験があるのでしょう
悪くないと言う人は何かを得たのでしょう
どちらにしろ全てはきっかけでしかないのです
そして成長過程において、奪い合うことは必ず起きます
だから奪い合いがダメなのでもなく、否定するのでもなく、そういうものだと認め、得るべき経験を得て、感謝と共に通過すればいいのだと思います
ただ、気付きや変化は一瞬です
ここまで読んだあなたはもう気付いていますね
さて、今からどの世界で生きますか?
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