420度の円でできること

曜日の無限循環構造は、一週間7日と昼夜で構成され、420度の円になります。

円は、回転運動です。
420度の円は、一週間7日の回転運動を表しています。
360度の円は、一年12ヶ月、一日24時間の回転運動を表しています。

時間は、420度の円と、360度の円によって、構築されていることがわかります。

420:360=21:18=3*7:3*6
したがって、7と6のサイクルの連携が時間を作り出していると言うことができます。

7=6+1なので、7のサイクルには、6がすでに含まれています。
+1に何が該当するかを、カルデア配列で説明します。

6のサイクル=360度の円は一年の回転運動であると説明しましたが、一年は365日あるので、360度の円には収まりません。
太陽黄経を15度ごとに季節の指標とした二十四節気であれば、360度の円にすっきりと収めることができます。
太陽黄経360度を12等分し、30度ごとに星座(サイン)を割り振った体系を、黄道十二宮と云います。
二十四節気の中気は12サインの0度に、節気は15度に相応します。
下の図は、中気と各サインの0度を表しています。

円に並べられた天体記号は、春分点を0度とし白羊宮の火星で始まり、双魚宮の火星で終わります。これらの天体は10度ごとに、カルデア配列の順番で繰り返されています。1サインにつき3つ、全部で36個の天体が示すのは、ディグニティの一つである「フェース」です。

アストロロジーには、惑星がどのサイン(星座)にあるかで、 チャートにおける影響力の強弱を測る指標があります。それはディグニティと呼ばれ、日本語では品位と訳されます。主に使われるのは、5つのエッセンシャル・ディグニティです。
1. 支配星:ルーラーシップ(ドミサイル)/デトリメント
2. 高揚:イグザルテーション/フォール
3. トリプリシティ
4. ターム
5. フェース(デーカン)
                - 今野咲(著)『タイムライン・ターミナル』

上の円の図の春分の横にブルーの吹き出しで天体記号がありますが、これは、白羊宮の火星と双魚宮の火星をつなぐ天体です。
火星で始まり火星で終わると、カルデア配列が循環しませんが、火星の後の太陽・金星・水星・月・土星・木星を挿入すると、双魚宮と白羊宮がつながり、循環するようになります。

カルデア配列が火星で始まり火星で終わる360度の円では7天体を循環させることができません。
420度の円によって、無限循環が可能になります。

カルデア配列によって構成される曜日を昼夜で反転させ同じ天体同士でつなぐとトーラスが作られることは以前の記事で解説しました。
また、420度の円で、いくつかの度数を重ねることで、ある図形が作られることは、動画で解説しています。
これも、360度の円ではできないことです。

時間には2つのサイクルがあり、420度の円と360度の円によって構築されていることを述べてきました。

1日や一年は360度の円で回転します。そしてそれは、無限循環ではなく、春分点で断ち切られます。
曜日の7のサイクルは、一週間7日を420度の円で回転し、無限循環しています。

この2つのサイクルをどう連携させるのかが、タイムマネジメントの今後の課題となるでしょう。

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