情報格差とゴーン氏記者会見

昨日8日夜22時からのゴーン会見を始めから終わりまで2時間ほど見ていて、言語による情報格差がこれからますます進行していくのだろうなと思いました。
また、情報の入手元によっても大きく左右されます。

昼間にテレビで放送している情報番組が情報源となっている人に昨日の会見がどう報道されたか聞くと、何も目新しい情報がなく中身のない会見だったと、出演者みんなでせせら笑っていたということで、視聴者に何が起こっているのかを知らせたくないという意図を感じました。

ひとことで言うと大本営、彼らの言っていることだけ聞いていればいいということのようです。

家畜に飼料を与えるかの如く、投げつけられた情報をそのまま信じさせるやり方を、これからも通用させるつもりでいるようです。
とはいえ、みんなでそう思えばそれがまかり通る時代ではなくなっています。

昼の番組の視聴者を100万人と見積もると、彼らはそのまま与えられた通りの虚構にリアリティを注ぐのだから、完全に洗脳兵器でしょう。

YouTubeでは、本人が直接語った情報を得られますが、日本語ではないので、理解しづらいです。しかし理解しようと思考力を使う分、番組が与える情報をそのまま受け入れる100万人よりは、遥かにリアリティがあります。
それに、昨日一斉に複数のチャンネルで配信された会見の動画だけで、既に100万アクセスは到達し、毎日増え続けます。
番組視聴者の100万人はいつも同じ人が見ているので増えません。

日本語の動画だとYouTubeのコメント欄ですら、テレビから投げつけられる情報を転写しているだけだったりするので、もう既に情報格差は相当進行しています。

身柄を拘束された者を国外へ脱出させる仕事を請け負うプロというのがいて、相当な手数料を払ったのだと思います。

これまで得てきた全てと引き換えに出て行くことを決断せざるを得なくさせる国ってなんなのか考えさせられました。
モンスターの正体、真実を捻じ曲げる偽善者によって、黙殺されていることが少しでも明らかになるといいと思います。
創作ではなく、こういう形でそれを世界中に知らしめたゴーンさんに感謝しています。


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