災害のスピリチュアル的要因

人間社会は、人間の生命の維持にとって適切な範囲に自然の力が制御されていることを前提として構築されているので、その範囲を超えた力には対処する術を持たず、人間社会にとって破壊的な影響をもたらすことになります。それが災害です。

したがって、前提となる範囲を修正することによってある程度は回避することが可能であると推察できます。

自然の力と人間社会を隔てる境界線の定義は、土星で表され、カバラ生命の樹ではビナーの領域に相応します。

人間社会の制御を超えた自然の力は、天王星(トランスサタニアン)、コクマーの領域に相応します。

この2つの領域、土星と天王星をつなぐ経路”女帝”によって、これまでの範囲を拡張した新たな定義が作られます。
”女帝”は母性の豊穣を表しているので、そのまま出産と解釈することができます。
新しい生命は、自然と人間社会の調整領域を設置することで、災害の回避に貢献しています。

しかし一方で、児童虐待や若年層の自殺が増加傾向にあり、災害を回避するどころか、引き起こしやすくしています。

誕生した生命は、現象界で拡張された範囲に、リアリティを注ぎ込みます。そこに、恐怖や憎悪がもたらされた場合、それに対応する霊界のエネルギーが集まります。現象界ではひとつの事件であっても、霊界では、永続する生命エネルギー(実在)からもたらされるエネルギー量によって影響力は拡大します。

通常年齢が若いほど、永続する生命エネルギー(実在)から現象界にリアリティをもたらすエネルギーが強力なので、現象界ではどこかの誰かの身に起こった不幸な出来事に過ぎなくても、霊界ではエネルギーが無限に増幅されます。

実在からもたらされる生命エネルギーは、霊界を介して、現象界に反映されます。
それは、現象界で活動する生命が、同調するエネルギーを引き受けることで反映し現象化されます。

霊界で増幅された恐怖や憎悪のエネルギーが、現象界で活動する生命が引き受ける許容範囲を超えたとき、災害が引き起こされます。

これまでは現象化に一定時間を要した霊界からのエネルギーが、今後は、即座に現象界に投影されるようになっていきます。

現象界で活動する生命だけでは受け止めきれないほど、霊界からのエネルギーを滞留させてしまっているのは、現象界において、同調するエネルギーを制限され、制限を超えるエネルギーに同調する生命は排除されているからです。

霊界からのエネルギーが現象界に反映されるという宇宙の法則に抗っている状態です。それが続けばやがて、そのエネルギーに同調していようがいまいが、無作為に生贄が選ばれ、災害や不幸な事件として現象化されます。

霊界からのエネルギーを即座に現象界に反映させるための、何らかの器、領域を用意しておくと、回避に役立てられると考えます。

現象界で活動する生命に対して、恐怖や憎悪のエネルギーを増幅させることをすれば、それは現象界に投影されるのです。
人間だけでなく動物も同様です。

災害は、霊界と現象界のズレを修正する活動の現象化と言えます。

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