土星と木星は後ろの正面

冬至をはさんで鏡合わせの関係にある人馬宮と磨羯宮の支配星はそれぞれ木星と土星です。
冬至と夏至を結ぶ直線から等しい距離にある度数をアンティシア(アンティション)、日本語で「対季」と呼び、該当する度数は日照時間がほぼ等しくなります。

土星の記号を90°回転し反転すると木星の記号になります。
逆もまた然りです。

鏡合わせの関係とは、後ろの正面の関係です。
それが土星と木星です。

このふたつの記号を結合すると、地球(夜)の記号になります。
後ろの正面が平面展開されて対面するのが、地球です。

また、地球(夜)の記号の天地を逆さにすると金星の記号になります。

2020年は大会合の周期に当たります。
木星と土星が宝瓶宮0°で合になります。
宝瓶宮は風のエレメントです。
ケプラーは火のエレメントの大会合を人類史の周期として重視していました。
火のエレメントの大会合は300年ほど先です。
風のエレメントの大会合は、アレクサンドロス3世の統治に当たります。

土星と木星は後ろの正面の関係ですから、ここで「かごめ唄」を援用すると、「鶴と亀が統べる」とあります。
また、「かごめ唄」の歌詞をヘブライ語に変換すると、別の意味が浮上します。

2020年は、エル・アル航空が成田-テルアビブ線を開設するということで、東西の氏族が出合うとも読めます。

木星と土星の大会合の持続時間と周期はわれわれが近代の世界を視野におさめる際の観察法とわれわれが原初の世界の秘密に近づく際の本能と伝統の力によって人類に知られるようになった。また(そしてこの点に三角形の秘密があるのだが)、一定数の大会合がある期間にわたって火の三角形の宮で生じると、それが生じる場所は、次の三角形に移動するということも明らかになった。各三角形において約12回ずつ大会合が生じる。大会合の生じる場所は獣帯上を後向きに動き、ある三角の宮から別の三角形の宮へと移動してゆく(各回ごとの位置はおよそ3度ずつ隔たる)。ある大会合から次の大会合までの間隔は、20年弱、それがひとつの三角形にとどまる期間は約2世紀半である。大会合の場所が獣帯の4つの三角形すべてを一巡する周期は800年強となる。
p.136 図説占星術事典



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