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パワハラ上司の一語一句を聞き漏らすなかれ!(後編) ~パワハラとの向き合い方~

どーも、どーも。あなたの隣の紫藤咲です。昨日の晴れ間も一瞬で今日も雨の日となりました。そんな今日、マイカーが車検から戻ってまいりました。二回目の車検ともなるとさすがに一回目とは違ってきますねえ。いろいろガタが出始めておりました。今年はなんとかなったけれど、二年後の車検にはタイヤの買い替えや足回りの部品交換など、お金が要りそうなお話を受けました。二年後、生活保護ギリギリという綱渡り生活を脱しないとなあと思いつつ……お金で時間は買えないのよ?←お金よりもゆっくりできる時間を優先している人

おまえ、それで生活に不安はないのか!?

と思われた方もいるでしょう。

不安。ないとは言いません。貯金ありませんし(笑) だけどね。お金稼がないとと思って生きてきたよりもスローダウンした今のほうがずっと幸福度が高いんです。それについてはいずれゆっくりお話ししたいと思います。

さて、前回はパワハラの定義をお話ししました。今回は私の実例を交えてパワハラとの向き合い方を考えていきたいと思います。

★試用期間終了間際の面接でこんなことを……!

面接開始1

面接開始2

以上、ザックリとですが私の体験した『パワハラ』です。ちなみに漫画の中に書かれている『アセスメント』という言葉ですが、簡単に言うと『調査』という意味です。相手との対話から問題点等を導き出すことを介護業界では『アセスメント』という言葉で表現します。

今回の面談において、私はこの人に文字通り『調査』をされました。『うちの会社にどれだけの利益をもたらす自信があるのか?』や『どれだけ稼げるのか』と具体的な働き方を交えて話すようにと言われました。

しかし言えば言うほど相手もヒートアップしてきます。そこで『あなたにはハッキリ言って期待していませんでした』というような言葉を浴びせられたときにはとてもガッカリしました。それと同時に車をぶつけてしまっても特に保障の話もしてくれない、労務管理もずさんな状況、休憩時間は下手すれば10分くらいしか取れない、分刻みのスケジュールなど、普段の不満がどんどん膨らんでいきました。なんにもしてくれない会社にどうして売り上げ貢献しないといけないのかと。

できていないことを指摘されるのは仕方ありません。ですが、『あなたの長所はどこ?』との質問に『優しすぎると言われるところでしょうか?』と返したところ『ぜんぜん優しくもなんともない。これだけ言い返せるのにどうして優しすぎるなんてあるの?』という返事には盛大なため息がこぼれそうになりました。

★パワハラを抑制するためにはどうするか?

上記のように会議室で上司と二人きりで面談という場合、パワハラは起こりやすくなります。周りの目がなくなるため、抑制できなくなるのです。とはいえ、個人的なことをみんなの前であれやこれ、話したくはありませんし、聞かれたくないですよね? となると、相手に他人の目があるのと同等のプレッシャーをかける必要性があります。

そうです。ボイスレコーダーです。

ボイスレコーダーと聞くと、買って常に持っていなければならないのかと思われるかもしれません。ブラック企業であるのなら、持っていて損はないですし、そんなに高額でもないのでカバンにひとつくらい持っていてもいいかなと思います。しかし、そこまでしなくても抑止力として使うだけであるならばスマホをぽんっと机の上に出して「録音させていただきます」と言うだけで充分です。実際、私もこれを実践しました。そして、この『録音したよね』という事実がその後『団体交渉』を有利に導く武器となったのもたしかなのです。

★コミュニケーションは受け手側次第!

パワハラの定義は前回お話をしました。①『上司と部下』のような関係性があるということ。②『業務外の命令や指示』、③『暴力等によって障害を負わせる行為』などのことをパワハラと言うと厚生労働省は定義しています。

しかしながらケガのように目に見える形のものとは違った言葉の暴力となると人によって受け止め方は大きく異なります。

『死ね』『クズ』『能無し』のように誰が聞いても明らかに人格否定である、パワハラであるとわかる言葉を相手が使ってくれたら即アウトにできますが、そうでない場合は非常に判定がむずかしくなります。

ですが、コミュニケーションは受け取り側が主となります。どんなに言っている側が『そんなつもりじゃなかった』と言っても、相手が『人格否定に受け取れた。人格否定にしか聞こえない』となれば、それは明らかな『パワハラ』となります。

ただし、証明をしなくてはなりません。相手のどんな言葉に傷ついたかを記録しておく必要があります。またストレスを受けたことによって『適応障害』の症状が出た、会社へ行けなくなった等の実質被害を書面で証明できなければ『パワハラ』認定はなかなかもらえるものでもありません。

ですから、一番いいのは『パワハラ』を受けないように予防することです。相手の行動を抑制することで危機を回避することがダメージを最小限にすることにつながります。

ただ、それでもだめだった場合は逃げましょう。パワハラから逃げましょう。逃げていいんです。負けたわけではないんです。自分を必要以上に追い詰めて正面から向き合う必要性もありません。

★まとめ

①パワハラを受けた場合は思い出せる限り記録に残しておきましょう。(日時はしっかりメモしておくこと)②ボイスレコーダー等で相手の行動を抑制する。③抑制もうまくいかずにパワハラの脅威にさらされる場合は全力で逃げる。

さて次回は会社を辞めると決めるまでの心の葛藤についてお話をしたいと思います。実は自分が自分を追い詰めていることに気づかないときのお話です。必要以上に責任感を持たなくていいということをテーマにしますので、ぜひ次回もお楽しみに~!


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