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いつ辞められる? ~会社を辞めたいときに知っておくべきこと~(後編)

どーも、どーも。あなたの隣の紫藤咲です。今日は私の住んでいる地域はものすごい暑い日でして、たまりにたまっていた洗濯物を一気に片付けることができました。もう洗濯機ちゃんフル稼働(笑)

こんな日はプールに行きたくなりますが、密になることを考えるとどうしても躊躇してしまいます。あれ? プールでもマスクってするんでしょうか? 死ぬでしょ、それΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

密を避けながら、コロナ予防しながらプールで遊ぶのって本当にむずかしいですねえ。これならいっそ、ビニールプールを買って、おうちプールを楽しむのが一番かもしれません。って、おばちゃんが水着でビニールプールつかっていたら通報されそうですけども(笑)

こうなれば、警察官のみなさんにも自慢できる腹筋を作るしかない! そうだ、筋トレがんばろう!(ちがう)

ああ、くだらない前置きですみません(笑) さっそく本題に参りましょう。今日は会社を辞めたいときに知っておくべきことの後編となります。少し漫画のボリュームが多くなりますので、あらかじめご承知くださいませ。

★前半のお話を振り返る

辞めたい私は社長と話し合いをしました。辞める旨を伝えたところ、了承されたと思いました。どのタイミングで辞められるのかを労基に確認もしました。民法では、『会社が望む場合は最低二週間は拘束される』と定められています。裏返して考えると会社側さえよければ翌日にも辞められるわけですね。私は社長に『わかりました』という返事をもらいました。そのつもりで辞める日にちを伝えたところ、社長に却下をくらった――というのが前半でのお話です。

では、その後どうなったのかを漫画でどどんっとみていきましょう。

★黙ったままではいませんよ?

怒りの攻防1

反撃チャンス到来

戦闘開始

戦闘中

残念です.

これが辞めるまでの一連のやりとりになります。これまでは一度もボイスレコーダーを使用したことがありませんでしたが、このときは許可をとって録音しました。そのことが相手が強く出ることの抑止力につながったのは間違いありません。なお、社長は録音していても関係なく興奮した口調でまくしたてましたが(笑) これは後々になってツッコミを入れる材料になったので、録音していたこと自体は本当に効果がありました。ですから、会社との交渉時には必ずボイスレコーダーを使用することをお勧めいたします。

そして今回は冷静にきちんと意見を述べました。根拠も提示しています。そのことによって、相手も冷静に受け止めざるをえない状況となりました。

結論から言えば、議論の場には相手が反論できないような根拠を揃える必要性がある――ということです。また雇用側にとっては行政の意向に反することをしているという部分を突かれるのが一番の痛手となります。そこにフォーカスして話を進めることも自分の優位性を保つためには必要となるでしょう。

★労基への相談

さらに地固めをするために私は労働基準監督署へ走りました。

強制労働じゃない

あっせん

意味がなかった(笑)

契約書を交わしていないけれど出勤している以上は納得して働いていることと同等とみなされるそうで、強制労働には当たらないということでした。契約書を取り交わさない時点で契約満了していると割り切ればよかっただけの話と淡々と説明されました(笑) なんとも複雑です。

そしてここで初めて『あっせん』という制度を知ることになりました。平和的解決を目指すために第三者が間に入りますよという制度です。雇用側と労働者とそれぞれ個別に話を聞くので、顔を合わせることもないのですが、強制力はありません。間に入った専門職に助言をされても、雇用側は聞き入れなくてもいいわけです。罰則等を課されるようなことももちろんないのです。

★それでも『労基』という言葉は強い

しかし『労基』という言葉が強い力を持っていたのはたしかです。学校で例えるなら『教育委員会に言うぞ!』というキラーワードと同じ力ですね。

最終日

労基が入ってはまずいと思ったのでしょう。会社側は態度を軟化させました。というより、面倒な人はもう要らないっていう実質解雇だったのかもしれません。解雇だと会社側が責任をとらないといけませんが、私の場合は契約書を交わしていません。会社にとっても切りやすかったのはたしかでしょう。

こういう経緯で、それまで引っ張るだけ引っ張られていたにもかかわらず、あっという間に辞めることになったのです。

私の代わりをすぐに見つけられるなら、なんのために私を現場に残したかったのか――即戦力であるからこそ、いいように使われてしまっていたのでしょうねえ。きちんと契約時点で確認したり、相手のいいようになんでもうなずいてしまったりしたのがいけなかったですね。今後の課題です(笑)

★まとめ

会社を辞める場合、理由のある自己都合であるのか、否かはその後の雇用保険申請においてとても重要なファクターとなります。ゆえに辞めるときには細心の注意を払う必要があります。

①辞めざるをえなかった証拠を残す(パワハラなどを証明できるものを残しておく) ②会社側の違法性が認めらるのではないかという疑問は裏を取って証拠固めしておく ③あえて『労基』という言葉を使ってみる(会社側にやましいことがある場合は効力絶大)

本来なら円満退社が望ましいです。しかしそう言っていられないひっ迫した状況にある場合にはできることをきちんとやっておく必要があります。相手の言いなりになって辞める時期をズルズルと伸ばされてしまったり、不当に働かされつづけたりしないように、自分の権利をきちんと主張していきましょう。

ちなみに私はネットで情報検索もたくさんしました。労基や労働相談にもバンバン電話しました。実際に窓口に行って訴えることもしました。そういう労力をかけてやってきたことが今の私を作っています。

当時は報われない話ばかりで何度泣いたかわかりません。それでも歯を食いしばって前を向きました。

今、辞められなくてつらい人。辞めたくてがんばっている人へ。

労働者は会社に絶対従わないといけないわけではありません。自分たちの権利を知って、しっかり主張しましょう!

私の経験が苦しむ方の一助になりますように!

今回は長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

次回はまた別のお話でお会いしましょう!

お楽しみに~!



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