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一番長く自転車を漕いだ日 広島→小倉

2001年8月のことでした。当時愛媛県今治市からしまなみ海道経由で福岡県北九州市まで自転車をこいだ時の話です。自転車2日目。前日夜に広島駅に到着した自分はその日、一気に関門海峡を越えて九州に初上陸しました。朝4時からこぎ始めて夕方19時まで距離にして210kmでした。それが一日走行距離としては一番長い距離になります。

Google Map での距離は205kmと測定されますが、飲食施設・休憩等で加算がされます。

広島では前日、原爆投下に関する行事がしめやかに執り行われていました。当日は広島駅で野宿し、広島は朝4時に出発しました。

朝、明るくなっていた時には廿日市などを既に走破し、山口県に入っていました。午前中は雨が降っていました。徳山付近、国道2号を走行しています。基本的に、国道2号を中心に瀬戸内海沿いを走行しています。

蒸し暑い夏の日でした。昼ご飯はコンビニで買った菓子パンをかじっています。今見返すとその姿はもはや修行僧です。

昼過ぎには国道2号を外れて周防大橋に向かっていました。天気になって気温が上がるとともに日差しが容赦なく照り付けてきます。肌は真っ黒になります。

下関に入ると瀬戸内海ごしに対岸の北九州市が見えてきました。人道トンネルまであともう少しです。

関門トンネルの人道トンネルはこのようになっています。長い地下通路です。対岸のエレベーターを上がると北九州に上陸します。上陸した先に日帰り入浴できる施設があったので入りました。肌は小麦色を通り越して完全に黒くなっています。最初は埃まみれでそうなったのかとおもいましたが、風呂に入っても黒いままです。

日帰り入浴施設でゆっくりしたので、門司港駅到着は遅くなりました。そこから夜の市街地を小倉駅まで漕ぎ進めます。

翌日は博多まで行く予定でしたが、無理をし過ぎて身体がいうこと聞きません。残念ですが門司港に戻って門司港レトロで一日を過ごしました。

総括ですが、210kmというのが1日走行距離の最長です。ただ、翌日は走ることができなかったので、ほどほどの距離に抑えなければいけなかったかもしれません。若い自転車旅行者の参考になればと思います。

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