和牛 架空漫才 「料理」

川「水田くん水田くん❤︎私こないだ料理教室行ってん、それで今日は水田くんに作ってあげようと思って。前のハンバーグと違って、ちゃんと料理の先生に教えてもらったから大丈夫やで」
水「ああそうなんや、ちょっとその先生のレシピ見せてくれる?元、プロの料理人として確認しときたいから」
川「(もうちょっと嫌な感じ出してるやん)う、うん!これ、はい!肉じゃがのレシピ」
水「ああ〜、肉じゃがね、、はい、はい、はい、と、、、、」
川「(黙り込んでる、めっちゃ嫌な予感する)ど、どうしたん?」
水「いや、これ醤油とか砂糖はちゃんとグラム数まで書いてるけど、塩が少々やねんな、、」
川「それがどうしたん?」
水「塩少々って表す時はな、親指と人差し指、中指で塩掴んだのが少々やねん」
川「じゃあそれでいいやんか」
水「でもさ、普通に考えてみて?普通に考えてな、ゆうこりんの少々と白龍の少々って量ちゃうやん?」
川「(なんか急にゆうこりんと白龍出てきた〜)う、うんまあそりゃそうやね」
水「この料理の先生は、ゆうこりん?白龍?」
川「どっちでもないわ!」
水「困ったな。ちょっと俺、今からその先生に会いに行ってくるわ!どこにあんのその教室」
川「行くな行くな行くな〜、行ってあんた何するねん」
水「そりゃ、先生の少々測りに行くねん」
川「頭おかしいと思われるて!もう、適当に塩入れといたる!」
水「え、、けんこ、俺に適当な料理食わせるつもりやったん?」
川「そういう意味じゃなくて
水「(食い気味で)料理にとって、塩って命やねん」
川「(めっちゃ食い気味よったこいつ)うん、、」
水「その命の塩を適当にするって事は、俺の命も適当にしてるって事やねん」
川「(こいつ何か急に壮大な展開仕掛けてきよった)そんなん水田くんの命、適当にするわけないやんかぁ、じゃあ今度ちゃんと先生に塩の事聞いとくから、今日は出前でもとろっか?水田くん何食べたい?」
水「え、、けんこ、今日は料理作るって言ったやん、嘘つく気?」
川「あー!!!もう分かった!!!私今から先生に聞いてくる!
川「ただいま!!先生に聞いてきたよ!!塩3gやって!ほな今から私作るから!!」
水「3gやってんや、ほな何で最初からレシピに3gって書かへんのやろ」
川「(あーー!!!めんどくさいめんどくさい!知らん知らん知らん知らん!!!)」
水「何でな、元々、少々って書いてたのに、急に3gって言い切れるん?おかしない?」
川「知らんやん、あんたみたいな細かい奴出てきたおもて3gって決めたんちゃん!もうええやんか、g数分かったんやから、それで作るて!」
水「んー、分かった。それでこのジャガイモって書いてるの、メークインか男爵芋か、何の芋か聞いてきてくれへん?それによって調味料も変わるから」
川「まだ言うてるやん!もうええわ!」

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