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"slack"を持つ意味

リモートワークが当たり前になり、ビジネスチャットツールが大活躍です。Teams、Slackというチャットツールがありますが、どちらもチャット機能や通話機能を持つコミュニケーションツールで、私の会社も社内はTeams、社外とやり取りする際はslackを使ってファイルを共有したり活用しています。

しかしslackってどういう意味?

Slackのサービス名の意味は公開されていないようですが、「Searchable Log of All Conversation and Knowledge」の頭文字をとって、Slackと言われています。 が、slackは英語の単語としてもちゃんとありました。

意味は主に、形容詞で「ゆるんだ、たるんだ、ぐずぐずした、不景気な、名詞だと「ロープのゆんだところ、怠け者」、動詞だと「怠る、ゆるめる、手を抜く」と、一貫してゆるゆる~な意味のようですね。

サービスのslack、もしかしたら「手を抜いて仕事するためのツールだよ~。楽しようよ」っていう意味も込めてのサービスなのかもと思いました。

このslackという言葉、チャットツール、英単語以外でも使われます。

「組織スラック」という言葉がご存じでしょうか。

これは企業の組織編成で使われる言葉で、「組織における、過剰な人員、使用していない設備、生産のロスタイム、内部留保などといった余剰資源等」のことを意味します。つまり、組織の中の「たるんだ部分」です。

「たるんだ部分ならいらないから排除しないと損じゃない?余計な人に給料払ってるってことでしょ?」

計算上は確かに無駄ですよね。しかし実務を回すというのはそういうわけにはいかないですよね。人はご飯も食べるし、寝ますし、一度にできることは限られてます。「何かあった時のため」の備えは必要です。

環境の変化に対応するには、一定の余剰・余裕が必要。組織の中での余裕を総称して「組織スラック」と言います。

「余裕がない状態で経営をする」というリスクを回避するために、スラックは組織に必要とされますが、「業務改善」や「イノベーションの源泉」にもなる重要なものです。スラックがあれば、新しい製品や技術開発を考える時間、それに費やす予算や人手も作れ、会社は次なる一手を打つことができますから。

「たるんだ部分・余計なもの」のはずのslackが、新しいものを生む源泉になる。slack捨てたもんじゃない!

組織も人も、ほどほどのslackは大事ということですね。でも会社から「君、slackだから」と言われたら、、、傷ついちゃう。

しかし、どうも、、、サービスツールのslack、当社ではまだまだ...使いこなせていない。。。

#サービス名 #英単語 #組織行動論 #slack


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