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日本酒も鯖も光り輝く夜に思うこと・白龍TV vol.4

地酒を楽しむ醍醐味

吉田酒造さんの配信(白龍TV)の中で繰り広げられるトークは、参加される方々の日常に寄り添っていて、とても心地よいです。

醸した酒だけではなく、福井の素晴らしさを沢山の人に知って欲しいという思いも伝わってきます。蔵元だけがそう思っているのではないところが、なお良い。参加者の皆さんも、そういうスタンス、雰囲気なのがこの配信の醍醐味です。

いろんな形のグラスで飲み比べ

昨日はいろんな形のグラスで飲み比べ、というテーマでご説明役を仰せつかりました。中でも『日常で使っているこの酒器はどうだろうか?』というご質問が多かったです。素材、形状、容量、などをご説明しつつも、日常に吉田酒造さんのお酒が溶け込んでいるんだなぁ~と、嬉しくなりました。
皆で日々の食卓を楽しもうとしている光景、時折食卓に登場するお子ちゃまの画も、とても微笑ましかったです。

日本酒グラスといえば!ということで、ご登場下さった菅原工芸硝子株式会社(sghr)社長・菅原 裕輔 氏も(一般参加していたら突然私にゲスト出演させられるという罠w)『より日本酒のファンになった、こういう繋がりができるのはすごくいいと思う。』とおっしゃっていました。本当に、ひたすらに楽しく、なんだか温かい配信だったと思います。
▼吉田酒造さん(左上)、にほんしゅさん(右上)、完全に飲みモードだった?w 菅原社長(右下) 

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“賞味期限は到着日”という、午前中に届いた 四季食彩 萩 さんの生鯖寿司は素晴らしく美味しくて、白龍 鯖光るの少しエッジが効いた酸と、とてもよく合いました。『やっぱり美味しいよねぇ~。』と皆で頬張りつつ、菅原社長に登場いただき日本酒グラス「唎乃について想いをうかがったり、にほんしゅさんの漫才で笑ったり。

やっぱりね…、こねくり回して考えすぎると良くないのだな、と。
色んなことやらなくていいのですよ、と思います。シンプルに、美味しいものは美味しい。(こう言っちゃあオシマイなんですけどね。)

▼吉田酒造の日本酒「鯖光る」2種と同包された懐石料理 四季食彩 萩の「生鯖寿司」(スイマセン美味しくて食べちゃって一個減ってます・汗)

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日本酒も鯖も光り輝く夜に思うこと

食に携わる仕事をしていると、俗にいう有名店で食事をする機会は増えます。
けれど、私が本当に食べたいのは、こういう料理なんだよなぁと。よその店のアイデアやレシピを盗もうとするとき(これを業界では“勉強させていただく”というw)以外、正直休みの日に高級な店で食事をしたいと思うことはめったにありませんから。

愛情込めた手づくり。丁寧な自家製とかじゃなくていいんですよ。家庭でいうとたまご焼き、残り物をぶち込んだおから、漬かりすぎちゃったぬか漬け…。私にとっては、なかなかお目にかかれない料理ばかり。娘が作ったちょっと焼き過ぎの生姜焼きだって大歓迎。(小言は言うけどw)
家庭料理と一味違うレストランやバーの味を演出するためのあれやこれやに日々どっぷり遣っていると、そういう味がどんなに心休まり、どれほど楽しめるものか、と身に染みて思います。

でも、人はそんな話を聞きたがらないんですよね。
世間の人が知りたがるのは、星付きコックを出張させたかのように人をもてなす料理演出のコツ。下ごしらえから調理や盛り付けまで、本職のコックが拵えたかのように見せるちょっとした秘訣、テクニック、それにプロが使う食材や調味料の出どころなどを知りたいのでしょう。

よく聞かれる日本酒とのペアリング、そのノウハウやロジックも概ねコレ。
あっと唸るようなペアリングを知りたい、という動機の殆どはここに由来する。それが悪いとは言いませんが、そればかりでは日常(ハレじゃなくてケ)まで日本酒がまわらないだろうと、最近少し心配になる時があるというか。

そんな中、皆さんの笑顔に逆にイロイロと教えられたオンラインイベントでした。余韻も長い(ZOOMは延長・笑)酔い夜でしたね。

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吉田酒造さん、にほんしゅさん、菅原社長、ご参加下さった皆様、ありがとうございました♡

いやぁ、記憶に残る美味しさでした・・・。
白龍の鯖光る×生鯖寿司・・・。もう一度食べられますように、と夜空に祈る夜・・・(遠い目)。



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