【Webライター】クライアントからのダメ出しで凹んでいるあなたへ[#028]
いらっしゃいませ!
50代のライター生活へようこそ!マスターのサケサカです。
Webライターの悩みとして、『クライアントからのフィードバック(ダメ出し)がキツくて凹む』というのがあります。
多かれ少なかれ、今は稼げるようになったライターでも、デビュー当時は同じ悩みを抱えてことはあるのではないでしょうか。
もちろん、私もありました。
そこで今回は、クライアントからのダメ出しで凹んでいるあなたのために、現在は外注ライターさんにお仕事をお願いすることもある私サケサカが、ディレクター目線でフィードバック(ダメ出し)についての想いをお話します。
くじけてWebライターを続ける気力を無くす前に、よかったらぜひご一読ください。
Twitterスペースでの対談
まずはじめに、今回の記事は先日Twitterスペースで副業Webライターのしとうさん(@shitou2019)と対談をさせていただいた際の、1時間20分ほどのアーカイブを元に構成しました。
しとうさんには、私がディレクターを務めるとあるメディアで、外注ライターとしてお仕事をお願いしています。
つまりこの対談は、Webライターとクライアント(ディレクター)の直接対談です。
彼とはライターとクライアントとして仕事をする以前、【フリーランスの学校】というオンラインサロンで出会いました。
その後、私の主催する【ライターズバー】に来ていただいた縁もあり、お仕事をお願いすることに。
そんな個人的にも付き合いのあるライターさんですから、かなり突っ込んだ、普段では聴けないライターとクライアントの本音が聴けると思います。
少々長い音声配信とはなっていますが、このnoteでは書ききれないぐらい濃く熱い話をたくさんしてますので、よかったら「ながら聴き」でも構いませんので、お時間のある時にでも一度聴いてみていただけると嬉しいです。
フィードバックをする人は2種類いる
Webライターがクライアント側の人間とやり取りをする場合、フィードバックをくれる人間には2種類の立場の方がいます。
1つは企業の担当者=クライアント
1つはクライアントとライターの間に入るディレクター
この2つの立場の人では、同じフィードバックでも大きく違う場合があります。
というのも、ディレクターは大抵の場合自身もWebライターであったり、経験者であったりするものですから、Webライターの立場もわかっているし、ライティングのこともわかっていることがほとんどです。
ちなみに、私もこのディレクターの立場ですね。
しかし、特にライター経験のない企業の担当者だったりする場合は、そもそものライティングの基礎などをわかっていないこともあります。
この場合は、残念ながらライティングとしての適切なフィードバックをもらうことができないことも多々あり、ライター側としても「???」という指示が来たりすることも少なくありません。
とはいえ、どちらの場合でもクライアントの要望に沿った記事を書くのがWebライターの仕事(後述しますが『提案』すること自体はダメではありません)ですので、理不尽に感じてもクライアントの指示には従うべきです。
今回のケースでは私がクライアント側になるのですが、私自身現在もWebライターとして活動しているディレクターですし、『Webライティングがわかっている』人間からのフィードバックがあるとしておきます。
なぜディレクターはダメ出しをするのか
ディレクターの立場からいえば、人が書いてきた記事にチェックを入れ、フィードバックするのは正直言って想像する以上に大変な仕事です。
特に同メディアを担当したばかりのライターであれば、メディアのクセをつかんでいないということもあり、修正対応する箇所も膨大になる場合があります。
では、そんな大変な想いをしてまで、なぜディレクターはダメ出しをするのでしょう。
それは、そのライターさんに期待しているからに他なりません。
できあがってきた記事が期待していた以上にひどく、どうしてもこれ以降も付き合っていこうと思えないライターさんであれば、「ありがとうございました」とだけ伝え、報酬を支払って自分で記事を書き直してしまったほうがはるかに仕事的には楽です。
けれど、人間的に今後も付き合っていきたいライターさんで、今は初心者でスキルが足りていないライターさんだったとしても、「きっとこの人なら今後いい記事を書いてくれる」という期待があるからこそ、早く成長して欲しいとダメ出しをします。
今は修正作業が大変でも、ライターさんが育ってくれればメディアにとって重要な戦力になってくれるでしょう。
そうすればディレクターとしての仕事はどんどん楽になりますし、そういたいからこそ最初のうちは細かいところまで修正作業や指摘をするのです。
だから、ダメ出しの多さは期待の現れだと思って、あまり凹まずに頑張ってみてください。
よいライターってどんな人?
では、ディレクター目線で考えるよいライターとはどんな人なのでしょう。
これは、端的にいえば「きちんと連絡の取れる(くれる)」人です。
スキルは勉強したり、数をこなせば付いてくるものだと思いますが、ビジネスマインドとしてきちんとした連絡が取れないライターさんというのは、結構困ってしまいます。
まぁこれは、ライターとして考えても連絡の取れないクライアントというのは、なかなかストレスに感じますけどね。
・進捗状況を共有してくれる
・わからないことは質問してくれる
・仮に納期が遅れそうな時は連絡してくれる
こちらから逐一の確認をしなくても、ライター側からこうしたことを連絡してくれるライターさんとは、気持ちよくお付き合いできます。
納期に間に合わないからといって、連絡もせずに飛ぶライターなんて、社会人として考えても最低ですよね。
(信じられないかもしれませんが、そういうライターもほんとにいます)
納期について考える
あなたが依頼を担当している時、どうしても納期に間に合いそうにないと焦る時はありませんか?
この場合でも、納期に間に合わなくなってから連絡するのではなく、間に合いそうにないと判断した段階で、できるだけ早く連絡をすれば大丈夫です。
私がディレクターとして担当しているメディアでも、事前に伝えてもらえれば何の問題もないと考えています。
また、私がライターの立場でも、クライアントさんに事前に納期の相談をすれば、こころよく了承してくださる場合がほとんどです。
また、予定していたより早く記事ができあがった場合ですが、納品が早くなる分にはなんの問題もありません。
ただし、検収に関してすぐにあげて欲しいと思うのは、ライター側のわがままです。
例えば10日に〆切の案件があったとして、検収バック&修正作業があるので9日までに納品してくださいといわれたとします。
しかし、5日に記事が書き上がったので納品をして、次のスケジュールがあるので明日(6日)までに検収してくださいといったとしたらどうでしょう。
ディレクターもたくさんの仕事を抱える中で、9日にあなたの記事の検収を行なうスケジューリングがされているかもしれません。
もちろん、私も予定より早く記事が納品されてきた場合、できる限りそれに合わせて検収を行なうようにはしていますが、それをライター側から期待するのはやはり独りよがりといわざるを得ませんね。
フィードバックに納得がいかない場合
私の経験談なのですが、以前受注していた案件で、何度直してもクライアントが納得いってくれないという時がありました。
とはいっても、私としてはかなり指示に従って書いたつもりで、むしろクライアントの指示よりもこちらの考えている記事のほうが、より読者にとって親切なんじゃないかと思っていたんです。
結果的にその案件は、ひとまず担当していた記事だけ納品して終了となったのですが、今から考えれば私の力不足だったといわざるを得ませんでした。
クライアントの指示やフィードバックが納得いかなかったとしても、基本的にはクライアントの求める記事を納品するのがWebライターの仕事です。
しかし、だからといってすべてをオールOKであればいいわけではありません。
クライアントやディレクターがいっていることが絶対にあっているとは限りませんし、ライター側の意見のほうがより効果的である場合だってあります。
ですので、フィードバックに納得がいかない場合は、「ここに関しては私は◯◯の意図で書いてみましたが、ご指示は違う形になっております。どのような狙いがあるのかなど、恐れ入りますがご教授いただけませんか」など、クライアントの意図を聞いてみるとよいのではないでしょうか。
それでクライアント側が「なるほど。それならそちらを取りましょう」となることだって、ないわけではありません(私はどちらの立場でも経験しました)。
外注ライターを選ぶ基準
外注ライターを選ぶ際、私の場合何を重視しているかといえば、その人の「人となり」です。
クラウドソーシングで募集したこともかつてはありましたが、現在はほとんどが自身、もしくは加入しているオンラインサロンなどのコミュニティで、実際に会話をさせていただいた方の中から選んでいます。
何度か会話を交わし、互いに気心を知れた中であれば、ライターもクライアントも安心して仕事をすることができるというのが本音ですね。
仕事獲得を目的にオンラインサロンに入るのでは本末転倒ですが、コミュニティ経由でお仕事が発生するというのはよくあります。
まずはどんな形でもよいので、オンラインサロンに入ったり、オフラインの関わりを求めたりという「行動」をした分だけ、ラッキーが転がり込んでくる確率も上がるのではないでしょうか。
まとめ
Twitterスペースで行った、Webライターしとうさんとの対談を元に、クライアント(ディレクター)側から見たWebライターへの想いを書かせてもらいました。
対談の模様は音声ファイルにまとめてスタンドFMに配信してありますので、よかったらそちらの方も聴いてみてください。
かなり熱く話していますよ。
では、また明日!
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