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【2021/06/30版】 最新SAKEトピック!

本日は酒造年度最終日です。お酒造りの人にとっては一つの区切りです。R2BYは本日最終日。明日からR3BYとなります。
(BY=Brewery Year、醸造年度のこと)

上半期最後の日、心なしか大晦日気分です。

それでは、本日のニュースです。

山形の3蔵元統一ブランド「ん~まいの」発売

山形県酒類卸は7/1、県内の3つの酒蔵が醸した日本酒の統一ブランド「山形の『ん~まいの』」を発売します。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が落ち込む地酒業界を盛り上げる企画で、3蔵元それぞれの〝自信作〟を統一ラベルでPRします。

「ん~まいの」は山形の方言で「おいしいもの」の意味。
・鯉川酒造(庄内町)
・小屋酒造(大蔵村)
・新藤酒造店(米沢市)
の3蔵が醸造しました。

先入観なく味わってもらうため、酒米の品種や精米歩合などの情報は伏せています。
以前は県単位などの共同の日本酒プロジェクトはありましたが、地域単位のプロジェクトは面白いですね。

日本酒、規制70年の「賞味期限」

規制が海外展開の可能性を狭める事例は他にもあります。
今では海外展開で先行する日本酒も、焼酎の色規制と同じく約70年続いた規制がありました。製造への新規参入規制です。

20年度の税制改正大綱で、輸出向けのみという条件付きで新規参入が認められました。輸出拡大の好機を逃さないために、できるところから変えるという現実解です。

実際に、福島県でも輸出用向け、ということで、日本酒造りに参入した焼酎蔵もあります。
ただ、この規制事態も次々に現れる若者たちにきっと、意味がなさなくなると予言します。

オンキヨー 三芳菊酒蔵とのモーツァルトおの”加振酒”

三芳菊酒造株式会社 は、オンキヨー株式会社と共同開発し、モーツァルトを聞かせた加振酒との違いを飲む比べてもらうため、クラウドファンディングを利⽤して⽀援者に返礼品として加振酒の飲み比べセットをお送りします。Makuakeにて2021年7⽉30⽇まで募集中です。

第1回目の仕込みは4月よりはじまり、2本の日本酒ができあがりました。
音楽はオンキヨー株式会社ハイレゾ配信サイトe-onkyoで配信中で、演奏法にもこだわったモーツァルトの国内ライブ音源になります。タンクに設置したマイクで細かな分析値とともに、化学的に解析すると同時に、この2本の日本酒の味わいを皆様に試していただくというプロジェクトです。



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