見出し画像

【Pick Up!! 最新SAKEトピック! 2021/02/03版】

今日は立春です。
朝晩は寒さを感じつつも、昼間はポカポカした陽気が続き着実に春が近づいてきていますね。

そして、立春といえば「立春しぼり」の販売日。今日しぼったお酒を当日中に購入できる一年に一度のイベントです。
酒屋さんに行けば出会えるかもしれません。

それでは本日のニュースです。

2020年の清酒輸出総額  11年連続で最高記録を更新!

全国1,691の蔵元が所属する日本酒の業界団体・日本酒造組合中央会(東京都港区)は、2020年の日本酒の輸出総額が過去最高の約241億円(昨対比103.1%)、11年連続で最高記録を更新したことを発表しました。
一方、輸出数量では前年比87.3%となり、海外のトレンドが量よりも質を求める傾向にあります。

画像1

国別に見ると、輸出金額の第1位は香港。初めてアメリカが首位を他国に譲り渡す形となりましたが、輸出数量では変わらずアメリカが第1位となっています。

輸出金額が第2位の中国は、10年前と比較して伸び率が約1,600%と驚異的で、現地での日本酒を取り扱う人や愛飲者が増えていることを裏付けました。

アメリカが輸出量では一位をキープしつつも、輸出額で香港に抜かれた事実は、国ごとの飲み方の変化を大いに物語っていますね。
中国の躍進も気になるところです。

徳川家康や豊臣秀吉も愛飲酒 320年ぶり復活へ

有志団体「江川英龍公を広める会」が、江戸中期まで江川家が醸造していた日本酒の復元プロジェクトに取り組んでいます。
「江川酒」と呼ばれ、徳川家康や豊臣秀吉も愛飲したとされています。当時の製法書を基に地元の蔵元が仕込み作業を進めていて、約320年ぶりの復活を目指します。

「江川酒」は江川家に集められた年貢米の一部を使って造られていました。韮山城を築いた北条早雲が江川酒と命名し、全国の戦国大名に贈ったとの史料が残っています。秀吉は花見のために取り寄せ、韮山へタカ狩りに訪れた家康も称賛したとのこと。

しかし、1698年の財政改革で年貢が幕府に直接納められるようになったため、江川家が使える米がなくなり、そこから醸造できなくなりました。
その当時書かれたとみられる製法書「御手製酒之法書」が昨年5月に見つかり、今回のプロジェクトを企画した。

蔵元は伊豆市の万大醸造が担当。白米やこうじ、水の量はほぼ製法書通りに再現を進めています。現代の製法よりも使う水の量が少ないそうです。
4合瓶数百本分程度の量を見込みますが、販売するかは未定とのことです。

当時の日本酒は、今よりずっと濃い味であったとされており、今とは全然違うお酒です。
大阪にも秀吉愛飲の酒として「天野酒」が復活しているので、「江川酒」の味わいによっては、秀吉の好みがわかるかもしれません。

日本酒をWeChatで中国向け販売開始

国向け越境ECおよび、中国を主軸とした海外プロモーション・インバウンド支援を行うインタセクト・コミュニケーションズ株式会社は、世界最大のEC市場である中国のECプラットフォーム「WeChat」を利用した越境ECサイトにおいて、岐阜県内の酒造会社が醸造する日本酒の中国消費者向け販売を開始しました。

WeChatのミニプログラムを用いて海外販路の拡大支援を行う事業は、自治体としては国内初の事例。
WeChat内に岐阜県産品販売特設サイトを開設し、岐阜県内の事業者から募集した県産品が販売されます。

また、販売期間中、県産品事業者様が出演するライブコマースも実施し、県産品の魅力を発信するとともに販売促進を図ります。

WeChatは11億人が登録している中国のLINEですね。
そこで日本酒が販売されるインパクト絶大だと思います。
今後中国に岐阜の日本酒ファンが増えていくかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?