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【2021/03/29版】 最新SAKEトピック!

昨日は月一度の「日本酒都道府県旅」。
今回テーマは新潟県。これまでのイメージである「淡麗辛口」を覆すようなラインナップを提供したところ、驚きの声が相次ぎました。

日本酒はどんどん進化している。それが伝わっただけでも非常に嬉しいです。

それでは本日のニュースです。

LED照射で日本酒造り 業界の非常識に挑む

西堀酒造は、日本で唯一とされる透明タンクに赤色LED(発光ダイオード)を照射して発酵を促進する日本酒造りに挑戦しています。
「酒造りに光は厳禁」という常識を打ち破り、すでに青色LEDを照射した日本酒の試作に成功。赤色LEDを照射して造る新ブランド「ILLUMINA(イルミナ)」を、4月上旬に販売します。

西堀酒造は、酒造りにありそうでなかった特注の透明タンクを導入し、側面からも酵母本来の自然な発酵を観察し発酵管理を行っています。

今回、従来の「温度」による発酵管理に加えて、「光」による発酵管理を実施。「波長の長いもの(赤色光)が酵母の増殖に寄与する」という基礎研究の論文を読み、このアイデアに至ったそうです。

伝統ある日本酒業界はどうしてもこれまでのやり方を踏襲してしまいがちですが、こうした業界を覆す新たな手法は驚かされます。
透明タンクの「クリアブリュー」は以前飲んだことはありますが、「ILLUMINA(イルミナ)」が果たしてどんな味わいなのか。非常に気になります。

大学生「日本酒サークル」が人気

若い世代で酒を飲む人が減っている中、全国の大学で「日本酒サークル」が増えています。基本的に入会資格は20歳以上。歴史や製法を学び、お気に入りの味わいを追求し、仲間とともに日本酒愛を醸かもす。
サークルの活動内容は大学でさまざまだが、主にメンバー同士の試飲会や酒造見学などをしている。サークルなどの代表者でつくる「全日本学生日本酒連盟」が把握する限りでは、二〇一八年に全国で七団体あったのが、二〇年は十九団体と三倍近くに増えているそうです。

連盟は20年3月に発足したばかり。ツイッターなど会員制交流サイト(SNS)を通して東北から九州まで十九団体がつながっています。
大人数で集まりにくいコロナ禍だからこそ、オンラインで意見交換会や飲み会を開くきっかけとなったとのことです。

若い日本酒ファンが広がる鍵は、こういった新しい飲み会のあり方にあるのかもしれないです。

日本酒×アイスの「SAKE ICE」梅田に

日本酒アイスクリームの専門店「SAKEICE」(運営:えだまめ)が4/7、百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で期間限定ストアをオープンします。

市販の酒粕アイスクリーム(アルコール分1%未満)とは異なり、原料に日本酒そのものを練り込んでいるので、4%と高めのアルコール度数が特徴で、甘いものが好きな女子だけでなく、男性からも好評です。

今回のポップアップストアでは、定番の「日本酒アイス」「男山」などのフレーバーに加え、平和酒造とコラボした限定の「紀土 無量山」が販売されます。期間は4/12日まで。

果たして関西でどんな反響が得られるのか気になります。
SAKE ICEのファンが少しでも増えていくと良いですね。

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