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【2021/05/18版】 最新SAKEトピック!

昨晩は、ゆっくりと日本酒と向き合いながらレビューを書きました。
蒸し暑かったので、冷蔵庫から取り出した冷たいお酒が心地よかったです。

それでは、本日のニュースです。

世界初 宇宙と深海体験した日本酒酵母

宇宙を経験した日本酒の酵母が、今度は6000メートル超の深海から帰還しました。
実験した高知県工業技術センターによると、宇宙と深海の両方を経験した日本酒の酵母は例がないとのこと。
この酵母を使った日本酒を今後、高知県内で醸造する予定で、同センターは「唯一無二の酵母で県内酒造業界の活性化につなげたい」と期待されています。  

宇宙に行った酵母は16年前に誕生。
2005年、県開発の複数の酵母がロシアの宇宙船「ソユーズ」に乗って無重力状態で10日間滞在し、「宇宙酵母」として当時注目を集めました。

宇宙酵母で酒を醸造すると、原因はわからないが、果実のような「吟醸香」という成分が従来より増えました。深海を経験したことがどう影響するかは未知数で、センターは試験醸造後、9月にも県内の酒造会社に配布して醸造に使ってもらう計画とのことです。

宇宙も深海も旅をした酵母の味がどんな味わいなのか、9月が待ち遠しいですね。

IoT酒造品温監視システム「もろみ日誌」

ラトックシステムは5月17日、日本酒作りの要となる品温(食品の温度)を遠隔監視できるIoT酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」に、第一工業の品温管理機器を連携させてシステムを強化すると発表しました

酒作りの品温管理は、今まで杜氏の勘と経験に頼ってきましたが、杜氏の高齢化や人材不足により、安定的な管理と技術の継承が難しくなってきました。

ラトックシステムは、2017年に「もろみ日誌」の提供を開始し、以来アップデートを重ねてきました。
麹、酒母、もろみという酒造りで重要な3工程の品温を自動計測する他、結果を表やグラフで可視化してスマホやパソコンで監視できるようにするため、人手不足を補うことができます。さらに、データが蓄積されるため、技術の継承にも役立つとのこと。

酒蔵を今より業務効率を上げ、技術を次世代に繋げていくためにも、こうした設備導入は今後必要になってくると思います。

千葉「稲花酒造」を巡るオンライン旅を


株式会社フレックスインターナショナルは、千葉県長生郡一宮町にある「稲花酒造」を巡る『第4回 蔵人と乾杯!気楽に酔い旅オンライン―九十九里の波音と稲花酒造を巡る―』が2021年6月12日17:00より開催されます。

サーフィンの聖地でもある一宮。そんな土地で400年前から酒造りを行っている酒蔵を巡ります。
伝統的な技を継承しながら手作りで酒本来の美味しさを追求する稲花酒造は第一回東京サミットの乾杯酒にも選ばれております。

スッキリしているけど濃い味、の元祖扁平精米である稲花酒造。他には無い魅力的な酒蔵なので、気になる方はチェックをしてみてください。

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