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【2021/06/28版】 最新SAKEトピック!

今日の東京は、まるで夏のような天気でした。
一瞬梅雨明けかと思いきや、明日から天気は下り坂とのことで、ちゃんと天気は巡りますね。

それでは、本日のニュースです。

「酒かす」でアユ育てる研究がスタート

県庁所在地を貫流していながら水質がよく、たくさんの希少動物を育む山口市の椹野川。ここを管理する椹野川漁協の仁保事業所で今月頭、とある飼料を用いたアユの養殖試験がスタートしました。その飼料とはなんと「酒かす」です。

1カ月の間、250匹のアユに1日3回、酒かす入りのえさを食べさせるのだそうです。それぞれ連続10、20、30日間食べさせた3種類のアユについて、においや味、身の成分を分析し比較するといいます。この結果を踏まえて飼料の最適な配合を見つけると同時に、酒かすがアユの身のにおいや味にどのような変化をもたらすかを調べるとのこと。

これらのアユは2023年度までの商品化をめざすとのことですが、果たしでお酒にぴったりの鮎になるのか楽しみですね。

フレンチ×日本酒を 古民家で 神楽坂HASABON

神楽坂の路地裏に昨春オープンした「HASABON」は、1950年代に建てられた古民家をリノベーションした、フレンチベースのレストラン。実は日本酒ファンの間で有名な「ふしきの」の姉妹店でもあり、アルコールのペアリングも評判です。

日本酒は常時約20種類以上揃い、ワインは約50種類。コースでペアリングを愉しむ場合は、日本酒だけ、あるいはワインだけを5~6杯合わせることはもちろん、日本酒とワインを組み合わせて愉しむこともできるとのことです。

敢えて和と洋の垣根を作らないことで、現代の日本の生活のハイブリッド感を伝えているそうです。

その日の気分でお酒を選べるそうで、魅力が詰まったお店ですね。

伊勢原の吉川醸造「AFURI」をリリース 

伊勢原市神戸の吉川醸造が日本酒の新ブランド「雨降(あふり)(AFURI)」をリリースしました。酒類の多様化や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で日本酒需要が低迷する中、親しみやすい味わいを追求し、世界を視野に購買ターゲットを広げる狙いがあります。

「雨降」は、地元の名峰・大山から湧き出るミネラル豊富な伏流水を使用。大山の別名「雨降山」から命名。吉川醸造は1912(大正元)年創業の老舗。酒造りに欠かせない麹(こうじ)の仕込みや管理で、創業以来「蓋麹(ふたこうじ)法」と呼ばれる手法を継承し、「菊勇」の銘柄を中心に支持を集めてきました。

昨年10月に不動産業を手掛けるシマダグループの傘下に入ったことも転機となり、昨秋から新ブランド構想が動きはじめたとのことです。

全量蓋麹法で丁寧に仕込む吉川醸造のお酒が新ブランドを機にその美味しさが広まっていくことを期待します。



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