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立川志の輔さんの八五郎出世と…

一門会の日記で志の輔さんの八五郎出世について、全然書いていなかったのは、無駄に長くなるので別記事にするためだったってことをあらかじめ…言わんでも別にええわな、私の場合。

あらかじめ、府中の森のHPに志の輔さんは昼夜同一演目ですとは書いてあった。普通なら1日2回同じ噺聴いたら、飽きるはずじゃん。
途中で集中力切れて、ぽわーなっても仕方ないはずじゃん。
でも2回とも集中力切れることなく最後まで楽しめてしまうのは何故?

昼と夜で違ったところは1か所のみ。
八五郎が袴を履く場面で、昼は「袴に両足突っ込んで、こっち広げて何が面白い!」
夜は「袴の片方に両足突っ込むんじゃない!」っていう所だけだったなあ。

私は八五郎が一升はいる盃で酒を呑む場面が大好きで。
その前に御膳を運んできた女性達に、いちいちありがとねありがとねってお礼を言うところも、八五郎いい奴ってなる。
そこに行くまでの間に八五郎のペースに巻き込まれているんだけど。
なんか一緒にお屋敷の大広間にいるような気分になるんだ。
そして、一緒になって「とーのーさーまー!」って突っ込みたくなるんだ。

八五郎を眺めている感覚からいつの間にか大広間にいて、いつの間にかまた八五郎を眺めている、そんな不思議な感覚に捕らわれる。
八五郎は出世しないけれど、聴いている側の心の中で八五郎は好感度が大出世していると感じるのよ。

さてさて、そんな志の輔さんを1日で三席聴けたお得な一門会(志の輔さんは大変だけど)

府中の森芸術劇場は建物の老朽化により、令和6年4月から令和7年4月まで全館休館での改修工事ということで、一門会も強制終了!次はどこで一門会が聴けるのかな…楽しみにしております。


この一門会を総括するなら…昼の部は「志の大」「志の太郎」「志の彦」という二ツ目チーム。みんな自分の事で精一杯(;・∀・)まだまだひよこチームでした。

夜の部は「志のぽん」「志の春」「志の八」「晴の輔」という真打多めチーム。前の人のことを弄りつつマイペースで噺をする大人の余裕チームなんだけど、誰も進行を考えず、誰も巻かないで結局30分押すという…別名タイムマネジメントできないチームでもありました。

また遊びに来てな~(・∀・) 待っとるちゃ。