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2024.2.27 落語わん丈 真打直前


発売開始10分で完売だったそうです。

2月の2回目の3連休から風邪とアレルギー性鼻炎と私~という感じで体調不良なまま3月に突入いたしました。
なので、せっかくの楽しかったわん丈さん真打直前の記憶もぼんやり~でございます。


■開口一番 立川志の麿「転失気」

私、こう見えても41歳なんですよ~(会場どよめく)
あ、いい反応ですね。満足です。
私も若いうちはなんでも教えてくださいと言ってましたが、年を取るとこの年でそんなことも知らないの?と言われたくないなあ~と知ったかぶりをしてしまうこともあります…なんていう枕から「転失気」

■三遊亭わん丈「寿限無の夜」

18時台の喬太郎なんてないんですよ!前座の後に喬太郎は違うでしょう!ということで、同期の志の麿さんに開口一番をお願いしたわけです。いつも喬太郎さんクラスだとトリですもんねえ。
で。仲入りのあとに、すぐ志の輔師匠じゃなくて、僕また出てきますから「待ってました!」くらいな感じで出迎えてください。これがライブのいいところですよ。配信とかで「待ってません!」とかやらないでしょー!

(記憶がない…🐰)

15の夜のイントロが流れ、この曲に載せて寿限無を3分でお届けします!!

こんなところで15の夜を聴くことになるとは…。どんな形であれ、曲が生き物として残っていくのは嬉しいよねえと思う尾崎好きでございました…♥

■柳家喬太郎「稲葉さんの大冒険」

「年忘れ日本の歌、お楽しみいただけたでしょうか」とさらりと入る喬太郎さん。

どんな枕だったのかすっかり記憶が消えてしまいましたが、寿限無の夜を忘れ去ってしまいそうな勢いの縦横無尽に自由な喬太郎さんでした。
そして、噛んだ時に「18時台の喬太郎は噛む!」と自ら噛んだこともネタにする(;・∀・)

ねえ、本当にポケットティッシュを貰っただけなのに…そんなことになるなんてねえ…。
高座から降りても喬太郎さんは…松の木を背負って去って行かれました…。
本当に松の木背負ったことがあるんじゃないかってレベルのリアルリティで去っていくのが恐ろしい…。

■対談

石という話はきっと喬太郎さんが心を病んでいる時に作ったんだろうと思っていたら、「あ、あれは普通の精神状態の時に作ったの!」とさらりと言われてええええええ!って驚くわん丈さん。
昔は真打発表が2年前だったので、そのプレッシャーで大変だったというお話をされる喬太郎さん(内容省略詳しいこと書いている人がいるのでそちらをご覧くださいまし)

~仲入り~

■三遊亭わん丈 「母にマナーを」

映画泥棒の寄席版で落語会の前に流して欲しいわーって感じのお話でした。

方正さんの草月ホール志の輔さんをゲストに公演を行うのでお囃子を華やかにしたいということになった。笛習いたてなのに、笛を吹けるって嘘ついて参上。
当然吹けない天使な姉さんの助け舟で笛と太鼓チェンジして、志の輔さんの前でだけ笛を吹いているそぶりをしていてなんとか本番が終了して、打ち上げの席となる。
打ち上げで志の輔さんにお酒ついで貰ったー!何杯もついで貰った!
で、わちゃわちゃしているうちに前座とばれた…。
志の輔さんが立ち上がってどこかへ行ってしまった…!これはヤバイ?
志の輔さんが戻って来て帰られるということでみんなで並んでお見送りの時に全員に握手をして帰って行かれた。
志の輔さんが全員に握手するなんて、とっても機嫌が良かったんだ!わん丈のおかげだーとなった。
そしてその握手の時に一番最初にわん丈さんと握手する時に、自分にだけポチ袋があったんですよー!
俺だけ有料!!
そして、そのあと、どこから電話番号を調べたのが、僕の携帯に知らない番号から着信があって、出たら志の輔師匠だったんですよー!
それで昨日のお礼を言われて、なにかあったら助けになるからと言っていただけて、その時の切り札を今日使います!!
それから円楽さんプロデュースの落語会で志の輔さんと同じ回になった時に話しかけていただいて、近江八景のことを褒めて貰って凄く嬉しかったことを覚えてます。
俺の方が師匠と距離近いんだからねー!!ってお客に自慢するわん丈さん…。かわいい。

■立川志の輔「ハナコ」

自由過ぎて驚きましたな(笑)あれは立川流では見られない(笑)

草月ホールのことは全然覚えてないですな。ポチ袋は返してもらいましょうか(笑)
でも、TBSの落語研究会で近江八景をやっていたのが印象的でとても面白かったので博多落語まつりで一緒になった時に話しかけたたった二言がきっかけです。
私もわん丈さんのことは良く知りませんし、彼も私のことなんてよく知らないでしょう。
そんな知らない同士が何かのきっかけでここに集まるということがこの世界の面白い所なんでしょうなあ。

■対談
声をかけて貰って嬉しかったというわん丈さんに…

28でこの世界に入って来て、談志のカバン持ちで楽屋にいくと、「ああ…28で入門した(ばかか…)」という扱いを受けて、孤立した気持ちになっていた。そういう時にたまに「28で入門したの…そう」って感じで、声をかけてくれたり、手にポチ袋を握らせてくれた人のことは忘れないと思った。数が少ないからこそ、凄く心に残っていたので、私が誰かにされたように、私もなるべく声をかけるようにしているのかな。

真打になった時にどうなろうと思ってましたか?

真打になった時というよりも、談志の弟子になった時に、自分は談志にはなれない。当然ではあるけれども。談志が落語に向き合って戦っている姿を見ていると、談志ではない、別のなにかを目指していかなければいけないとその時に私は思いました。

近江八景を45回のうちどこかでやると言ったら、いつやるかなって毎回お客さんがくるよっていう志の輔さん(笑)今日この後やってもいいよなーでもあれあちゃんと準備をしないとできない話だからね…近江八景は地味な話です。でもテレビ越しでも生で聴いているような距離感で、伝わってくる近江八景だったんですよと説明する志の輔さん。

その間もわん丈さんは「これ以上好きになっちゃいけないと思って」とか「やっぱり好きです」「大好きです」って告白大会になってて…なんとも微妙な空気が漂うのでした(笑)

わん丈「洋服に着替えている間に、耳だけでも傾けていただければ…」

志の輔「あなたはよく気が回る人ですねえ」

わん丈(しっぽぶんぶんなわんこが見えた)

志の輔「洋服に着替えている間にってそんなことまで指図されるとは…」

わん丈「すいません!すいません!」(ああ一気に尻尾が下がったー)

志の輔さん、大型犬は傷つきやすいから普通にかわいがってあげたってーと何故かわん丈さん側につく🐰

■三遊亭わん丈「匙加減」

大岡裁きを15分でお伝えします!という寿限無に続く短縮バージョン(笑)

■その他

演台は2カ所にあったものの、どちらも低くて小さくて、お客さんが口々に小さい!低い!どこ?ってなってた~。


混雑していたので正面からは断念

7月の立川吉笑真打トライアル・10月の立川小春志真打襲名落語会に続き、落語わん丈~真打直前~でも【ハナコ】。
志の輔さんは若手の落語会のゲストの時は【ハナコ】なのかしら…。

わん丈さんてば…喬太郎さんと志の輔さんが私服でお話しているところ見ちゃったーとか流石に盗撮はできませんでしたとか俺だけ有料で握手して貰ったのー!師匠に声掛けて貰えると凄く嬉しいとか、自慢話がいちいちかわいいというか、乙女。更に、今日も師匠に褒めて貰えたら嬉しいです♥とか言ってて、春を感じる落語会。
褒めて貰えたのかなー(*'▽')



また遊びに来てな~(・∀・) 待っとるちゃ。