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ニセモノを正面から受け入れてこそ総合格闘家

6月26日は世界格闘技の日。

1976年6月26日に
アントニオ猪木さんとモハメド・アリさんが戦った
格闘技世界一決定戦が行われたため、
この日が世界格闘技の日となっています。

格闘技がボクシングであればボクサー同士、
プロレスであればレスラー同士が戦うのが当たり前の世の中で、
ボクサーとレスラーが戦ったらどうなるかという夢を実現したのが、
当時としては画期的な出来事でした。

アントニオ猪木さんはその後、
政治を舞台に戦ったり、
闘魂 猪木道 ぱずるDEダァーッ!』(2002 PS2)
でパズルの世界で戦ったりと、
異種格闘技と呼ぶには異種過ぎる戦いを繰り広げました。

闘魂 猪木道 ぱずるDEダァーッ!
のアントニオ猪木さんはどう見ても
「浦安鉄筋家族」の国会議員にしか見えませんけど
アントニオ猪木さんは受け入れていました。

パチスロ闘魂伝承 猪木祭 アントニオ猪木という名のパチスロ機 アントニオ猪木自身がパチスロ機』(2004 PS2)や
スロッター超マニア アントニオ猪木が元気にするパチスロ機』(2011 PS2)
ではアントニオ猪木さんはパチスロでも戦っています。

異種格闘技的なイノキイズムを
ゲームの中でしっかりと踏襲したのが前田日明さんで、
総合格闘技アストラルバウト』(1992 SFC)、
総合格闘技アストラルバウト2』(1994 SFC)、
総合格闘技リングス アストラルバウト3』(1995 SFC)
の3タイトルでパッケージのメインビジュアルを務めています。

この1作目の『総合格闘技アストラルバウト』は
1992年6月26日発売なので、
アストラルバウトシリーズも30周年。

本来ならば、
メインビジュアルを務めているレスラーが
ゲームに登場するのが普通なのに対して、
1作目の『総合格闘技アストラルバウト』では
ニセモノの龍神明の登場をしっかりと受け入れたのも、
きっと前田日明さんなりのイノキイズムだったのでしょう。


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