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神宮寺三郎は約11年で捜査を打ち切った

6月2日は横浜港の開港記念日。

記念日と言っても、
単に記念日と付いているだけの記念日が沢山ある中で、
この日は横浜市立の学校はしっかりと休日になっています。

個人的には中学までは市立の学校に通っていたため、
全国的に6月2日が休みなのが当たり前だと思っていて、
県立の高校に進学した際に休みじゃなくて驚いたことを
今でも記憶しています。

横浜港は1859年6月2日に開港したため、
すでに開港してから163年になります。

長い歴史を持つ横浜港なので、
ゲームの舞台になったこともあります。

探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件』(1988 FC)
は横浜港周辺を舞台に探偵の神宮寺三郎が活躍するタイトルでした。

開港記念日なので
記念に「探偵 神宮寺三郎」シリーズを回顧してみると、
シリーズ1作目の
探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件』(1987 FC)
で神宮寺三郎は「捜査」を始めました。

シリーズ2作目の
探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件
では取扱説明書に「捜査のポイント」というページが生まれました。

この「捜査のポイント」は
探偵 神宮寺三郎 危険な二人 前編』(1988 FCDS)
でも内容を変えつつも維持されています。

ファミコン最後の
探偵 神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに』(1990 FC)
にも「捜査のポイント」が掲載されています。

6年ぶりに登場した
探偵 神宮寺三郎『未完のルポ』』(1996 PS)
でもやはり「捜査のポイント」は継続されています。

しかし、
探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに』(1998 PS)
になると「調査ポイント」に変わり、
1987年4月24日に
探偵 神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件
で「捜査」を始めた神宮寺三郎は、
1998年4月23日に
探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに
で「捜査」を打ち切り、
「調査」を始めたことになります。

「捜査」とは公的な捜査機関が捜し調べることを表し、
「調査」とは単純に何かを明確にするために調べることを表す言葉なので、
よりリアリティのある作品になるべく、
この時期に神宮寺三郎は「捜査」を打ち切ったのでしょう。

神宮寺三郎が「捜査」をしていた時期が夢ならば、
神宮寺三郎の世界では時間の流れが人それぞれなのも
納得できてしまいそうです。


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