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単なるカメラ小僧は過去を変えて伝説になっていた

1992年10月2日に『激写ボーイ』(1992 PCE)が発売されたため、
激写ボーイ』が30周年になりました。

激写ボーイ』は、
「単なるカメラ小僧」でしかない
「デビッド・ゴールドマン」が活躍する、
史上初のカメラ・アクションゲーム。

「デビッド・ゴールドマン」は
カメラ好きが高じてロサンゼルスカメラ学院に通うも、
両親が飛行機事故で亡くなってしまい、
学校に通う情熱が無くなって退学届けを出したところ、
校長先生が才能を惜しんで特別に卒業試験を受けさせてくれる
という流れでゲームが始まります。

激写ボーイ』の顛末についてはプレイヤーの技量次第だとしても、
いずれにしても2001年に
激写ボーイ2 GEKIBO.2』(2001 PS2)という続編が発売されています。

激写ボーイ2 GEKIBO.2』では、
27才になったアメリカ人カメラマン「デビッド」が
特ダネ大国ニッポンを訪れ、
特ダネを激写することになります。

この際、
「デビッド・ゴールドマン」の通っていた学校が
「ロサンゼルスカメラ学院」から「ロサンゼルスフォトスクール」になり、
彼が学校をやめる理由が
「学校に通う情熱が無くなっ」たことから
「学費が払えなくなった」ことになるなど、
微妙に過去が書き換えられています。

その後のデビッドの行方については不明なのですが、
2002年には
シンプル1500シリーズ Vol.94 THE カメラマン』(2002 PS)
で1作目の『激写ボーイ』が「伝説のゲーム」として復活。

「デビッド・ゴールドマン」の通っている学校が
今度は「ロサンゼルス・カメラ・ガクイン」に変更。

パッケージからすぐには『激写ボーイ』と判別しにくくカモフラージュし、
タイトルのサブタイトルを付けたり付けなかったりと曖昧にし、
デビッドには常に過去を変えなくてはならない
のっぴきならない理由があるにしても、
シンプル1500シリーズ Vol.94 THE カメラマン
の発売からすでに20年以上が経過しているので、
名を変え姿が変わったとしても、
そろそろデビッドには再始動していただきたいモノです。


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